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小関桃17度目の防衛戦 | 女子世界最多防衛記録更新に迫る!!

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小関桃17度目の防衛戦 | 女子世界最多防衛記録更新に迫る!!
女子ボクシングの世界チャンピオン・小関桃(青木)が11月11日に後楽園ホールで17度目の防衛戦を行います。
対戦相手は同級11位の日向野知恵(スパイダー根本)。
世界タイトルの16度連続防衛というのは男女併せて日本記録更新中です(男子の最長防衛記録は具志堅用高の13回)。
女子ではセシリア・ブレークフスの持つ17連続防衛が現在の世界最多記録で、次回はその記録にタイ記録として並ぶことになります。

小関桃。青木ボクシングジム所属の女子プロボクサーです。
1982年
第2第WBC世界アトム級チャンピオンで第3第WBA女子ライトミニマム級チャンピオンでもあります。

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小関桃のアマチュア実績

小学校4年のときに川島郭志の世界戦をテレビで視聴したのをきっかけにボクシングに興味を持ちます。

小関桃は僕と同世代。
川島郭志・鬼塚勝也・辰吉丈一郎が活躍していた時代ですね。

中学進学するも女子サッカー部はなく、中学1年の時にトレーニングの一環としてボクシングを始めます。

高校進学後はボクシングをメインにしましたが、当時の所属ジムでは女子のスパーリングが禁止されていたそうです。

今とは時代が違いますね。 サッカーもボクシングも最近は女子の活躍が目覚ましいです!

2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝をきっかけに女子サッカーからは澤穂希さんをはじめスター選手が排出され、女子ボクシングも現在は普通にインターハイはもちろんU-15にも女子が出場しています。

2002年には、女子が日本アマチュアボクシング連盟に認定されたのをきっかけにレパード玉熊ジムへ移籍します。

そこでは現在所属している青木ジムの会長務める有吉将之から当時から指導を受けています。

2003年の第1回全日本女子大会ライトフライ級に進出し、決勝で夛田悦子(現:多田悦子)を破り優勝し、同年のアジア選手権にも出場します。 

2004年はピン級で全国大会2連覇達成。

2006年はピン級で決勝まで進むも、矢代由希(有名なボクシング一家、矢代家康・義光の妹)に敗れ準優勝。同年、青木ジムに有吉トレーナーとともに移籍をします。

2007年の全国大会ではすべてRSCで勝ち上がり3年ぶり優勝を果たすなど輝かしい実績を残しています。

北京オリンピックは女子ボクシングは採用されず、プロに転向します。

アマチュア通算戦績:22戦20勝(8KO/RSC)2敗

小関桃プロ転向

タイでプロデビュー

2007年の5月26日、バンコクでプロデビュー。以降3連勝を飾ります。

2007年8月31日、デビューからわずか4戦目、早くもWBC世界アトム級王座決定戦に挑むが、僅差の判定負けで敗れます。

2007年11月19日、次戦でバンコクにて2シリポン・タウィスクが持つWBCタイトルに挑戦しましたが、今回も僅差の判定負けをします。

2008年6月9日、ペットスリファ・シットクルマッドと世界前哨戦として6回戦を戦い、2ラウンドTKOで勝利し、世界戦への感触をつかみます。

そして迎えた4戦目、初の世界挑戦を果たしますが、ウィンユー・パラドーンジムに10ラウンド判定負けを喫して、小関桃の戦績に初の黒星がつけられます。

小関桃・後味の悪い世界タイトル獲得

2008年8月11日、小関桃はJBC公認の国内初の女子プロボクシングの世界チャンピオンとなります。

この試合は、JBC公認後初の女子世界タイトルとして、フジテレビ「ダイヤモンドグローブ」で中継もされます。

対戦相手は前回初挑戦の時のチャンピオン、ウィンユーとの再戦です。

小関桃 世界タイトル獲得

試合は2ラウンドKO勝ちを宣言されるも、パンチによるダウンかバッティングによるダウンかはっきりしないということでビデオ判定に持ち込まれます。

結局ハッキリわからなかったため、この試合は暫定的に小関のKO勝ちが認められ、小関はWBCアトム級タイトル奪取に成功という形をとったものの、最終的な判断はWBC本部に委ねられます。

その結果、

バッティングは考えられるものの、ヒッティングもされていた(小関の右パンチがヒットしていた)

としてKO勝利を認められたものの、2度目の防衛戦でウィンユーとの再戦を義務付けられます。

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小関桃 世界タイトル防衛戦!!

初防衛

2008年12月8日、WBCライトフライ級暫定の富樫直美 vs. 菊地奈々子とのダブル世界戦として、WBC12位の金慧珉(韓国)を相手に初防衛戦に挑み、3-0の判定勝ちで初防衛に成功した。

2009年2月26日、東京の後楽園ホールで、現役ボクシング世界王者だった富樫直美とともに自身の名前が刻印された金色のプレートを世界王座獲得者のプレートに金槌で打ち込んだ。女子選手のプレート掲示は小関と富樫の両名が初である。

2度目の防衛

2度目の防衛戦で戦うはずだったウィンユーがタイ国内にてノンタイトルで格下のティラポン・パンニミッに敗戦を喫してしまい、対戦が困難になった。代わって2度目の防衛戦は5月2日に元WIBA世界王者・WBC1位の池山直との指名試合となった(富樫直美 vs. OA・ゴーキャットジムとのダブル世界戦。内山高志をメインとして同門の大久保雅史も出場した男子東洋太平洋タイトルマッチ3戦と合わせた「5大タイトルマッチ」として行われた)。試合は判定を制し2度目の防衛を決めた。

3度目の防衛

2009年11月29日、さいたまスーパーアリーナにてWBC世界フライ級タイトルマッチ内藤大助 vs. 亀田興毅のセミファイナルとしてウィンユーに代わって挑戦権を得たティラポン・パンニミッと3度目の防衛戦。デビュー2戦目で対戦した相手との2年ぶりの再戦であったが、アウトボクシングに徹して3-0判定で王座防衛に成功[9]。なお、ティラポン・パンニミッは翌年にWBOミニフライ級王座を獲得している。

4度目の防衛

2010年3月27日、有明コロシアムで2階級上のWBC世界ライトフライ級4位・申建主(韓国)と対戦し、10回3-0の判定勝ちで4度目の防衛に成功した[10]。なお、この試合はWBC世界フライ級王座統一戦・亀田興毅(正規王者) vs. ポンサクレック・ウォンジョンカム(暫定王者/タイ)ならびにWBC世界ミニマム級タイトルマッチ・オーレイドン・シスサマーチャイ(王者/タイ) vs. 黒木健孝(挑戦者・同級3位)の男子世界戦2試合と併せ、国内初の「男女トリプル世界戦」の1試合として行われた。

5度目の防衛

2010年12月6日、5度目の防衛戦として後楽園ホールでWBC8位の秋田屋まさえと対戦(WBAスーパーフライ級の天海ツナミ vs. 藤本りえとのダブル世界戦、佐藤洋太ら男子の2試合も合わせた4大タイトルマッチ)。3回に秋田屋がバッティングで負傷するものの、偶然のバッティングと見なされ3回終了後負傷引き分けで5度目の王座防衛。

6度目の防衛

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2011年5月8日、史上初となる「女子トリプル世界戦」の1試合としてWBC13位のクリカノック・アイランドムエタイと6度目の防衛戦(他2試合はWBCミニフライ級のアナベル・オルティス vs. 藤岡奈穂子、WBCライトフライ級の富樫直美 vs. ジュジース・ナガワ)。5回TKOで防衛成功。

7度目の防衛

2011年11月30日、7度目の防衛戦としてWBC14位の伊藤まみと対戦。9回にダウンを奪い、10回途中で偶然のバッテングで眉間を切って試合中断、負傷判定で圧勝した。同時に行われたライトフライ級王者の富樫直美と共に女子ダブル世界タイトルマッチを制した。

2012年3月22日、後楽園ホールでのフラッシュ赤羽興行(東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチ清田祐三 vs. 松本晋太郎)にて、WBA・WBO女子世界ライトフライ級統一王者ジェシカ・ボップとエキシビション。

8度目の防衛

2012年6月19日、後楽園ホールで8度目の防衛戦を行う[11]。当初指名挑戦権を得ていた黒木優子は所属ジムを失い試合出場がままならず、WBC5位のジョディ・エスキベル(米国)と交渉したが折り合わず[12]、ABCO女子王者・WBC8位で2011年に富樫直美のWBCライトフライ級王座に挑戦しているジュジース・ナガワとの指名試合と発表されている[13]。王座奪取以降これまで8戦すべて他選手とのダブル・トリプル世界戦として行われたが、今回は初めて単独での世界戦となった。試合は左のカウンターを中心に主導権を握り、3-0判定で勝利[14]。新井田豊・西岡利晃を抜く8度目の防衛に成功(9月に多田悦子も再び並ぶ)。

9度目の防衛

2012年12月17日、後楽園ホールで花形冴美相手に9度目の防衛戦[15]。試合2日前に感染性胃腸炎様症状を発症して一度は防衛戦が危ぶまれたが、前日には回復して試合は予定通り決行、3-0の判定で勝利し、[16]。日本人女子世界王者としては最多となる9度目の防衛に成功した。この試合の模様は2013年1月2日にMBS製作TBS系列のドキュメンタリー番組「春よ来い!人生応援テレビ 負けてたまるかッ!SP」で取り上げられた。

2012年度女子年間最優秀選手を初受賞。

10度目の防衛

2013年3月3日、後楽園ホールにおける「G Legend 5」にてトリプル世界戦のメインとして、安藤麻里のWBA王座に挑戦したことのある14位のマリア・ヒメネス(メキシコ)と10度目の防衛戦(他2試合はWBCライトフライ級の柴田直子 vs. イベス・サモラ、WBAミニマム級の多田悦子 vs. 黒木優子)[17]。小関にとってアジア地域外の選手との対戦はアマチュア時代を含めて初となる。試合は3人のジャッジ全員がフルマーク(100-90)をつける圧勝で、長谷川穂積と並ぶ2位タイ、そしてアジア女子では最多となる10度目の防衛に成功した[18]。

11度目の防衛

2013年5月28日、11度目の防衛戦を香港にて元WBCミニフライ級暫定王者許恩栄と対戦[19]。自身にとって7年ぶりとなる海外での試合であったが、3年ものブランクから復帰した相手を対して6回に左ストレート連打でロープ際に追い込み1分23秒レフェリーストップTKO、に次いで男女通じて単独2位となる11度目の防衛、そして富樫直美、多田悦子に続く日本人3人目となる女子世界王座海外防衛を果たした[3][20]。

12度目の防衛

12度目の防衛戦は11月14日に後楽園ホールにて柴田直子 vs アロンドラ・ガルシアのIBF女子世界ライトフライ級王座決定戦とのダブル世界戦として、1位のノラ・カルドザ(メキシコ)と指名試合を行い[21]、序盤2Rに偶然のバッティングで両者が負傷するアクシデントに見舞われるも3-0の判定で12度目の防衛に成功[22][23]。

13度目の防衛

2014年3月3日の「G Legend 6」にて13度目の防衛がかけて10位のアンゴー・ワンソンチャイジム(タイ)と対戦[24]。9回に相手をロープ際に追い込んで連打してレフェリーストップTKO勝利、具志堅用高に並ぶ13度目の防衛に成功し、女子の連続防衛記録14まで1に迫った[25][26]。

14度目の防衛(日本新記録)

2014年8月2日、足立区総合スポーツセンターにて柴田直子 vs アナ・アラゾラとのダブル世界戦としてWBC2位の指名挑戦者でWBCムエタイ王座獲得歴も有するデニス・キャッスルと対戦[27]。8回に連打を浴びせてレフェリーストップ、TKO勝利で男女通じて日本人最多、女子としてはスージー・ケンティキアン、セシリア・ブレークフスに並ぶ世界最多タイ記録となる14度目の防衛に成功した[28]。

15度目の防衛(世界単独2位)

2015年2月19日、後楽園ホールにて柴田直子 vs 花形冴美とのダブル世界戦として15度目の防衛戦[29]。対戦相手は二転三転した結果、11位のアイサー・アリコになった[30]。試合は2回1分29秒KOで勝利し15度目の防衛に成功、自身が持つ国内最多世界王座防衛記録を更新し女子世界王座として単独2位記録となった[31]。

WBAとの王座統一(16度目の防衛)

2015年10月22日、WBA女子世界ライトミニマム級王者、宮尾綾香との王座統一戦を行う[32]。なお、ライトミニマム級は名称が違うだけでリミットは同じである。女子ボクシングの2団体同級世界王座統一戦は国内初。試合は1回でいきなりダウンを喰らうが、得意の左でWBA王者を攻め立て、特別ルールで5回終了後に設定された公開採点でタイに戻すまで巻き返し、3-0(95-94、96-93×2)の判定を制し、日本初の統一女子世界王座を手にするとともに防衛記録を世界タイの16まで伸ばした[33]。

2016年5月2日付でWBA王座を返上します(WBCは引き続き保持)

そして次戦・v17戦を同級11位の日向野知恵(スパイダー根本)を挑戦者に迎えて2016年11月11日に行います。

男女通じて17度の防衛は日本記録です。

どこまで記録が伸びていくか、これからの小関桃に注目が集まります。

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