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ボクシング 10カウントを聞いたものは倒れやすくなる | はじめの一歩より

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ボクシング 10カウントを聞いたものは倒れやすくなる | はじめの一歩より
ボクシング漫画のはじめの一歩の1165話で、一歩が話していた、ボクシングの世界では
10カウントを聞いたものは倒れやすくなるという言葉が気になった方も少なくないのではないでしょうか。

実際にそのようなことが起こるのでしょうか。

結論から言うとこれは実際に事例があります。

近年で、そして最も有名な選手を挙げるのであれば長谷川穂積でしょう。

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長谷川穂積は、あのカリスマボクサー・辰吉丈一郎を二度に渡ってキャンパスに沈め、あの西岡利晃の挑戦も4度も跳ね返したウィラポンに勝ってWBC世界バンタム級チャンピオンに輝きます。

ウィラポンの長谷川穂積との試合の時は防衛回数はなんと14回。

これは日本の世界チャンピオンの中で最も防衛回数が多い、具志堅用高の防衛記録(13回)をもしのぐ回数です。

その難攻不落と思われたウィラポンを下し、なんとその後、WBCバンタム級タイトルを10度の防衛を果たしています。

その間、10度も世界のランキングに入っている猛者を相手に圧倒的な試合を繰り返し、なんとそのうち7回はKO勝ちです。

これはとてつもない大偉業です。

世界タイトルまではほとんどKOで勝っていた選手も世界戦になると急にKOができなくなるもの。。

対戦相手が全て世界ランカーですからね。

亀田興毅がいい例ですよね。
彼が世界初挑戦した時の戦績は11戦11勝(10KO)です。

こういう選手は亀田に限らず少なくないです。

亀田は判定ばかりとかパンチがないとか言われるけどそうじゃないんです。

対戦相手が強いんです。

世界チャンピオンになり、対戦相手が全て世界ランカーになってもKOで勝ち続けるほど当時の長谷川穂積の強さは凄まじいものがありました。

長谷川VSモンティエル | 長谷川穂積の転機になる試合

その世界ランカーを相手に10戦10勝(7KO)と凄まじいKO率を叩き出し試合でダウンを奪われることなんてみることなかった長谷川は、11度目の防衛戦でWBOバンタム級チャンピオンであるフェルナンド・モンティエルと対戦。

事実上(対戦当時・日本はWBOのチャンピオンは世界チャンピオンとして認めていなかった)の統一戦となります。

この時、前半は優位に試合を進めていましたが、4ラウンド目の終了間際に左フックをまともにくらいふらつき、そこからラッシュをかけられ、TKO負け。

その時右顎を骨折し、手術まで受け、長いブランクを作ります。

その試合からです。 

長谷川穂積は本当に倒れるようになりました。

復帰戦で2階級上げて、25戦無敗で同級1位のファン・カルロス・ブルゴスとWBC世界フェザー級タイトルマッチを戦い、見事、判定勝ちで、2階級制覇に成功しました。

しかしこの試合も決して安心してみていられる内容ではありませんでした。

最初はバンタムからフェザーに階級を変えたことによるパワー不足・耐久力不足が原因かと思いました。

初防衛では同級一位のジョニーゴンザレスを迎え、防衛戦を行いますけどこの試合は4ラウンドにゴンザレスの渾身の右ストレートをまともにくらいダウン。

立ち上がったもののレフェリーが止めてTKO負け。

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その後もキコ・マルチネスが持つ,IBFのスーパーバンタムで世界に挑むも、7ラウンドKO敗け。

タイトルマッチ以外でも、2015年12月11日に行われたカルロス・ルイス戦では、試合は判定で勝って入るものの、試合中2度のダウンを喫しています。

突然倒れるボクサーになってしまいました。

KO負けを喫したボクサーが倒れやすくなる理由

ではなぜ、これまで打たれ強かった選手が急に打たれ弱くなるのでしょうか。倒れるようになるのでしょうか。

これは答えではありません。 僕の勝手な思い込みですが、、

ボクシングのダウンって、痛みとか恐怖心から倒れるものではありません。

僕は現役時代、KO負けは一度もしたことはありませんが、2回ダウン経験はあります。

1度目は高校生の時、あれは倒れたわけではありませんが、アマチュアボクシングの場合、倒れていなくてもいいパンチが入るとスタンディング・ダウンといって立ったままレフリーが割って入り、カウントをはじめます。

3ラウンド目にいいパンチをもらい、カウントをとられたことがあります。

その試合は1・2ラウンド僕が優勢だったので勝てましたが、その試合の内容は1ラウンドから一切記憶にありません。

気付いたら試合は終わっていました。

そして2回目はプロになりたての頃。

3ラウンド目に痛烈なダウンを奪われ、立ち上がり、その後普通フラフラになりながらも試合は判定までもつれこまれ、判定で負けてしまいました。

その試合も同じように全く試合内容を覚えていません。

気付いたら試合が終わっていました。

ダウンを奪われる時って脳が揺らされて意識を失うんです。

それほど脳にダメージがあるんですよね。。

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10カウントを聞くということは、殴られて、脳に機能障害が起こって、10カウント以内に回復できなかったということ。

脳細胞は再生しないと聞いたことがあります。

今、グーグルで検索してみたらすぐに出てきました。 
引用します。

怪我をして手足を切ったり、骨折したりしたときに治療をすれば皮膚や骨は再びつながって治ります。これは損傷した部位で細胞が分裂して組織を再生してくれるからです。脳はこの組織を再生する能力が乏しい組織です。脳は神経細胞が互いにネットワークを形成している精密なコンピューターのようなものです。このネットワークは子供のころに作り上げられてしまいます。原則として、障害をうけてネットワークをつなぐ配線が切れてしまうと再びつながることはありません

稲村脳神経外科のホームページより

僕はダウンを奪われるほど強いダメージを受けたボクサーが倒れやすくなるのは、そのダメージのせいで脳が損傷を受けてしまったのではないかと思っています。

試合後CTやMRIで検査したけど異常はなかったかもしれません。

けど、、、難病とかした人や、身の回りにそういった人がいる人ならばわかりますよね?

いかに原因不明の病気が多いか。。

「10カウントを聞いた者が倒れやすくなる」の答えはその時に、確認できない部位もしくはまだ解明されていない部分に傷をおってしまっており、脳が衝撃に弱くなっているのが原因ではないのかと思います。

・・・、あ、すみません。
僕は医者じゃないので、あくまでこれは素人の考えで、正解ではないかもしれません(笑)

最後に、、、

ドラマで女の人がおなかを殴られて気を失うシーンがありますよね?

あれは嘘です。 ありえません。

なぜならばおなかに脳はないからです。

殴られて気を失う理由は、脳を揺らされるから。

「ボディは地獄の苦しみ」というボクシングの格言のような言葉を聞いたことありませんか?

これは、おなかに脳はないので腹を殴られても、脳の機能が停止しないのでその痛みを全て味わうことになります。

だから地獄の苦しみなんです。

ボディでは意識は失いません。

意識を飛ばしたいならば脳を揺らさなければならないんです。

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