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福原辰弥

福原辰弥VSモイセス・カジェロス | 地元熊本で世界初挑戦!

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福原辰弥VSモイセス・カジェロス | 地元熊本で世界初挑戦!
ボクシング WBO世界ミニマム級2位の福原辰弥が、同級1位のモイセス・カジェロスとWBO同級暫定王座決定戦を行うことが決定!
2017年2月26日熊本・松島総合運動公園で、熊本では34年ぶりの世界タイトルマッチ!

目次

福原辰弥VSモイセス・カジェロス | 概要

この試合はWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦となります。

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対戦相手は同級1位モイセス・カジェロスです。

戦績は32戦25勝(14KO)6敗1分。 
最軽量のミニマム級では破格のKO率を誇ります。

今回暫定王座が設置される原因となったのは、昨年のWBO総会で現在WBO正規チャンピオンである高山勝成(仲里)が、試合で古傷である目の上をカットし、その回復までに約半年の時間がかかるということです。

 
今回勝てば暫定チャンピオンとなり、このカジェロスvs福原戦の勝者は、正規チャンピオンである高山との王座統一戦が義務付けられています。
 

福原が所属する本田フィットネスジムの本田憲哉会長は

待ちに待ったチャンス。何とか熊本でタイトルマッチができるよう尽力したい

福原辰弥は、

しっかりベルトを取って熊本にいいニュースを届けたい

とコメントしており、その念願かなっての地元開催が実現します。

福原辰弥の主な戦績

2013年12月6日、モンスター井上尚弥の弟、井上拓真のプロデビュー戦の相手として対戦し、判定負け。

2015年11月22日、日本ミニマム級王座決定戦が行われ、同級1位の福原と2位の山本浩也が空位のタイトルを争われます。

福原が3-0判定勝利により初のタイトルを獲得します。

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その後の防衛戦でも、

2016年3月26日、初防衛戦で日本ミニマム級1位の挑戦者榮拓海と対戦し3-0の判定勝利。

榮拓海は当時日本ランキング1位であると同時にWBO世界ミニマム級1位で、13戦13勝(8ko)というパーフェクトレコードを誇るホープで、戦前は榮拓海が有利と言われていましたが、激しい打撃戦を制し判定勝利します。

97-93,97-93,98-94と全ジャッジが福原を支持する完勝でした。

2016年9月19日、日本ミニマム級6位で元東洋太平洋ミニマム級チャンピオンでもある、挑戦者小野心と戦い、3ラウンド1分40秒で負傷引き分けとなり2回目の王座防衛に成功します。

この試合はチャンピオンが立ち上がりから積極的に前に出て1,2ラウンドはポイントを奪取し、優勢な状態で偶然のバッティングで福原が額を切り、傷は深くそこで試合は終了。

偶然のバッティングで試合続行不能となった場合は4ラウンドまでは引き分け扱いなので、この試合はドローとなり、チャンピオンの防衛となります。

2016年11月3日、日本ミニマム級1位の挑戦者華井玄樹と戦い、ランキング1位の最強の挑戦者を相手に7ラウンド44秒TKO勝利を果たし、3度目の防衛に成功します。

国内では十分に力を示した福原が世界1位のモイセス・カジェロスをどう攻略するのか注目が集まります。

現在の戦績:28戦18勝7KO、4敗6分

世界ランキングIBF3位,WBO2位 (2017年1月5日現在)

福原辰弥VSモイセス・カジェロス | 前日計量

はじめに今回の福原の対戦相手、モイセス・カジェロスが秤にのり、47.4kgの200gアンダーで計量をパスします。

ミニマム級のウェイトはこちらです。

カジェロスは、

明日は自分の強さ、実力を出せば勝てる。アウェイでの試合だが、私はアウェイの試合がほとんどだし、メンタルも全く問題ない。1ラウンド目から倒しにいくよ

とコメントを残し会場を後にします。

◾検査結果
血圧:126/76mm/Hg
脈拍:74/min
体温:36℃

そして、緊張した表情で計量した福原も同じく47.4kgの200gアンダーでパスします。

関係者からは大きな拍手が起こり、減量の過酷さが想像できます。

今回の試合に向けて走り込みを増やし、スタミナを強化したのでウェイトも全く問題ない。明日は熊本のためにも必ずベルトを巻きます

力強いコメントをのこし会見を終わります。

福原所属の本田フィットネスジム会長の本田憲哉会長は

明日は1ラウンドから全力で倒しに行かせますよ。真面目に練習したし、熊本の復興のためにも勝って、みんなで喜びたい

と意気込みを述べます。

 福原はメキシコ製8オンスの青色グローブを選択。

◾検査結果
血圧:114/82mm/Hg
脈拍:50/min
体温:36℃

いよいよ福原の世界戦が明日に迫りました。

本田フィットネスジムはとても大切に選手を育てるジムの印象があります。

地方のジムなのに自主興行を数多く開催し、その努力のおかげで豊住徳太郎が2003年2月には東洋太平洋ミドル級チャンピオンに輝いたこともありました。

高校チャンピオンの工藤密に内村優など、有力な選手も以前は所属していました。

本田会長の念願の世界戦がようやく実現し、どうしても結果がほしいところだと思います。

福原は上記の通り、13戦全勝の世界ランキング1位の選手も破り、その後3度目の防衛戦でもランキング1位の選手に7ラウンドKO勝ちと勢いがあります。

是非世界のベルトを獲り震災で落ち込んでいる熊本に明るいニュースを届けてほしいと思います。

ボクシング 福原辰弥念願の世界タイトル奪取! | 熊本県のジム初の世界チャンピオン誕生!

ボクシング 福原辰弥念願の世界タイトル奪取! | 熊本県のジム初の世界チャンピオン誕生!

福原辰弥がやりました!!
ランキング1位のモイセス・カジェロスを相手に12ラウンドフルに打ち合い、判定で熊本県下のジム初の世界タイトルのベルトを獲得しました。

判定は113-115,116-112,116-112
3人のジャッジのうち2名が福原,1名がカジェロスを支持する僅差の内容でした。

それでは試合を振り返ってみたいとおもいます。

初の世界タイトル獲得と熊本県の復興を胸にリングに上がった福原は、1ラウンド開始早々から距離を詰めます。
対するランキング1位のカジェロスは状態を振りながら福原の攻撃を避けます。

福原は左ストレートを上下に打ち分け、カジェロスも負けじと力のある左ボディを打ちます。

一進一退の展開が中盤まで続き、試合が動いたのは6ラウンド目。

カジェロスが前進の圧力を強めはじめ、福原が後退する流れに。 しかし後退しながらも左をタイミングよくあわせるなど完全にペースはつかませません。

しかしこのラウンド、バッティングにより福原が偶然のバッティングにより右目上をカットするアクシデントが起こります。

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ボクサーが目をカットする場面はよく見られますが、カットをした理由が試合の結果にとても重要となります。

目の上をカットし、それが試合続行不能と判断されるほど傷が深い場合、パンチで切った場合は当然切られた選手のTKO負けとなります。

しかし、偶然のバッティングでカットした場合、、

4ラウンドまででしたらその試合は引き分けとなります。
それまでに一方が圧倒的に優勢であっても引き分け扱いとなってしまいます。

しかし4ラウンド以降の場合、それまでのポイントを集計してその場で判定を出すことになります。

これを負傷判定と言います。

話を戻します。

7ラウンド目には劣勢の福原が左ボディストレートを打つとカジェロスが顔をよがめ後退する場面があります。

しかしこのチャンスを福原は詰め切れずラウンドは終了します。

9ラウンド目に福原が放った左ボディが当たりカジェロスが防戦にまわります。
あきらかに効いた様子。 
ボディが効くと顔面と違い後に残ります。  特に9ラウンド目というスタミナが底をつきかけている状態でのボディはとても回復しにくい絶好のパンチだといえるでしょう。

その後も福原はボディを起点に最終ラウンドまで攻め続け、上記の通り2-1の判定で世界タイトルを獲得しました。

素晴らしいですね!!
しかしこのタイトルは暫定タイトル。
まだ福原は暫定チャンピオンです。

あくまで正規チャンピオンの高山勝成が負傷のため戦線離脱し、チャンピオンの義務を果たせないことからできた暫定のチャンピオンです。

高山の傷が回復したら、正規チャンピオンの高山と暫定チャンピオンの福原で統一戦を行わなければなりません。

高山勝成は強いです。

間違いなく一流のチャンピオン。
日本人としてはじめて世界4団体統一を果たし、世界戦だけで16戦も戦っています。

その中にはあの世界タイトル7回も防衛した新井田豊やパウンドフォーパウンド最強のローマンゴンザレスとの一戦も含まれています。

経験では圧倒的に勝る、ボクシング界のレジェンド・高山を相手に福原がどう戦うのか楽しみです。

っと、まだ今日試合が終わったばかりなのにもう次の試合の話というのは気が早いですね(笑)

福原選手。 おめでとうございます♪

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福原辰弥VSモイセス・カジェロス | 試合後会見

今回地元熊本のリングで念願の世界のベルト奪取に成功した福原の試合後の会見。

福原は

正直、厳しい試合でした。
カジェロス選手は思っていたよりタフでした。

ボディも前半効いていました。 
本当に皆さんの応援が力になり勝つことができました。

今後のことはわかりませんけど一戦一戦防衛を重ねていけたら良いと思っています。

と感謝の言葉を述べます。

一方3人のジャッジのうち1人がカジェロスを支持したことからわかる通り、僅差の判定で敗れ、悔しい敗戦となったカジェロスは

福原は強い選手だったが判定には納得いっていない。

また世界チャンピオンを目指して頑張るだけだ

とコメントを残し、試合後の会見を終えました。

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高山勝成VS福原辰弥 | 暫定チャンピオンの義務・正規チャンピオンとの統一戦

そもそも暫定チャンピオンとは、チャンピオンがケガなどにより、チャンピオンとしての義務を果たせないときにできる暫定的なタイトルとなります。

チャンピオンには指名試合という義務があります。

これは各団体のランキング最上位の選手と戦わなければならないという義務がある試合のことです。

これはチャンピオンが弱い選手とばかり戦い、強い選手を意図的に避けることを防ぐための制度です。

この指名試合の間隔は団体によって違い、例えばWBAは9か月、WBCは1年以内とあります。

その指名試合をチャンピオンが正当な理由なく拒否した場合タイトルを剥奪されることもあります。

今回福原が獲得したのは正規チャンピオンの高山が負傷により試合ができなくなったことから作られた暫定タイトルなので、

暫定戦から4か月以内に正規チャンピオンとの統一戦を行わなければならない

という義務を負うことになります。

今回の暫定タイトル獲得を受けてチャンピオン高山から福原にメッセージが送られたそうです。

福原選手、WBO暫定タイトル奪取おめでとうございます。
終始激しい戦いだったとお聞きしています。
激しい戦いを競り勝ち勝利を引き寄せたのは日ごろの規律とトレーニングの賜物でしょう。

なにより九州に勇気と希望を届けられた戦い。今は只々おめでとうと伝えたいです

規定通りいけば統一戦は今夏には行われます。

また新しいニュースが入ったら更新していきます。

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