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ボクシング ~最強のチャンピオン~

山中慎介

山中慎介VSカルロス・カールソン | 12度目の防衛戦で記録に王手

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ボクシング 山中慎介VSカルロス・カールソン | 12度目の防衛戦で具志堅の持つ防衛記録に王手
テレビ情報 | この試合は当日午後7時56分から日本テレビ系で生中継されます。

ボクシング・WBC世界バンタム級チャンピオンである山中慎介の次戦が決まりました。
3月2日、両国国技館で同級9位のカルロス・カールソンを相手に迎えます。

勝てば元WBA世界ライトフライ級チャンピオン・具志堅用高が35年前に打ち立てた大記録、13度防衛の日本記録に王手がかかる大切な試合となります。

山中は国技館では過去3戦全てでKO勝利をおさめており、縁起の良い会場で12度目の防衛戦を行います。


山中慎介はこれまで11度の防衛を重ねています。

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前回の試合ではWBAバンタム級タイトルを計12度も防衛し、スーパーチャンピオンにも輝いた実績のある世界的な強豪、アンセルモ・モレノとの再戦を文句なしのKOで沈め、バンタム級最強の証でもあるリングマガジンのベルトも獲得しています。

その試合は本場アメリカのメディアが年間最高試合に選出するなど、国内だけでなく、海外でも高い評価を受けたこともあり、今回の試合は

ランキング1位から15位まで声をかけて応じてくれたのがカールソンだけだった

と帝拳ジムの浜田剛史代表は明かしています。

山中の対戦相手・カルロス・カールソンとは!?

世界の強豪相手に向かうところ敵なしの状態の山中慎介ですが、その対戦相手として選ばれたカルロス・。カールソンとはいったいどういう選手でしょうか。

カールソンは現在26歳でメキシコの選手です。

メキシカンのボクサーといえば、日本の大橋秀行からタイトルを奪い、11年間タイトルを保持し、現役引退まで一度も敗北することのなかった伝説のボクサー、リカルド・ロペスや1984年から1989年にかけて世界タイトル3階級を制覇し、世界戦出場数37度、驚異の88連勝、デビュー戦以来90戦無敗(1引き分けを含む)などボクシング史における数々の大記録を打ちたてたフリオ・セサール・チャベスなど名チャンピオンを輩出しているボクシング大国です。

そういった印象から、苦戦を予想してしまいがちですが、このカルロス・カールソンそこまで目立った戦績はこれまでにありません。

戦績は23戦22勝(13KO)1敗。 この1敗はデビュー戦で喫しているので、それ以降22連勝ということになります。

しかし、対戦相手の質はあまり高くなく、8ラウンド以上の試合経験すらありません。

ボクシングの強さに戦績は関係ありません。

弱い相手とやれば戦績などどうにでもなりますからね。。

このカルロス・カールソンは質の高い相手と対戦してきた強豪とは言い難いですが、ランカー全員に声をかけても試合を受けてくれる相手がいなかったならば仕方ないですよね。

ボクシング 山中の相手・カルロス・カールソン予備計量

東京両国国技館で山中慎介の12度目の防衛戦の挑戦者であるカルロス・カールソンが1か月前の予備計量で58.3kgを計測していたそうです。

バンタム級のリミットは53.5kg。

WBCでは選手の健康管理の為に1か月前の予備計量では10%を越えないようにと定めていますのでこの体重はその来ていないですね。

カールソンは

すべては予定通り。
日本に行って歴史をつくる

とコメントしているようです。

減量で失敗するなんて最低だし、世界戦に臨むような選手にそんな選手がいるなんて考えられないことなのですが、海外の選手には実際に世界タイトルマッチという大舞台で減量に失敗してしまう選手もいます。

山中が減量失敗することはあり得ないと思いますけど、カルロス・カールソンもベストコンディションで当日を迎えて最高のタイトルマッチになるといいと思います。

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ボクシング 山中慎介VSカルロス・カールソン | 予備検診

2017年2月27日。試合を3日後に控えた両者は予備検診を受けました。

山中は挑戦者について「想像していたよりも細い」との印象を持ったそうです。

防衛戦毎に調整も上手くなっている。今まで積み重ねてきた練習に自信もあるし、心に余裕がある。試合が楽しみ

と自信のあるコメントを残しています。

驚異の心拍数を出したカールソン
今回23戦目で世界初挑戦となる挑戦者カールソンは山中について、

安心した。なぜかって? しっかりと準備はできているし、自信があるからだよ。今日にでも試合はできるよ」と強気なコメント

カールソンの検診で、心拍数毎分42回というマラソン選手並みの心拍数にはしっかり練習をしてきた跡がみられます。

WBC世界バンタム級タイトルマッチ
チャンピオン・山中慎介(帝拳)
身長:170.5cm
頸周:36.0cm
胸囲:87.0cm
リーチ:177.0cm
血圧:137/77mm/Hg
脈拍:76/min
体温:36.5℃

挑戦者カルロス・カールソン(メキシコ)
身長:169.0cm
頸周:34.5cm
胸囲:88.0cm
リーチ:177.0cm
血圧:125/74mm/Hg
脈拍:42/min
体温:36.8℃

具志堅用高さんの偉大な記録、35年前に記録された13度連続防衛まであとわずかに迫った山中慎介。

この試合に関する新しい情報が入りましたらこの記事に追記していきます。

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山中慎介VSカルロス・カールソン | 調印式

チャンピオン山中慎介はこれが日本人歴代単独2位の12回目の防衛戦となります。

これに勝てば35年前に具志堅用高さんが作り上げた偉大な記録、13度連続防衛に王手をかけます。

山中は

ここ数日でまた調子が上がった。 経験を重ねるごとに調整がうまくなっている。
カールソンをKOし、最高の試合を見せたい

とKO宣言を口にします。

これに対し挑戦者カルロス・カールソンは

これは日本とメキシコの戦争。
このチャンスには神の意志を感じる。 日本のファンに勇敢さとパンチの強さを見せたい

と述べています。

明日計量が行われ、明後日3月2日ゴングです。

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山中慎介VSカルロス・カールソン | 試合内容

試合前から過去最高の仕上がりと好調をアピールするチャンピオン山中。
海外のカジノでは16-1と大きくチャンピオン有利と出ていましたが、歴代単独2位となる12度目の防衛は成功したのか。

試合内容を振り返ります。

1ラウンド目
挑戦者が大きなパンチをフルスイングしてきます。

ボクシングでは大きな振り回すようなパンチはモーションが大きいので打たないように指導されますが、実際やられると恐ろしいもの。

山中も負けない強いパンチを打ち返し見ごたえのある立ち上がり。

挑戦者はチャンピオンのパンチをもらわないように頭を激しく振りながら前進してきます。

2ラウンド
カールソンは山中の左ストレートがヒットし左目の下をカットします。
傷を負っただけでなくパンチ自体も聞いている様子。

それでも前に出てくる挑戦者に対し迎え撃つ山中。
狙いすました左ストレートがタイミングよくヒットします!

接近している時に頭を押し付けてくる挑戦者。 やりにくそうです。

2分を過ぎたころに放った左ボディストレートでカールソンが大きく後退します。
それから左ストレートに左ボディストレートを織り交ぜ、連打して有効打を重ねます。

ボディを打つから上が当たります。 そして顔面への左ストレートがあるから左ボディストレートが当たるという最高の流れ。

4ラウンド目
このラウンドも出てくる挑戦者へのタイミングの良い左ストレートがバシバシ決まります。
カールソンが繰り返しスリップする場面がみられます。

疲れとダメージが足に来ているようです。
左のパンチも顔面へのストレート・ボディストレート、そしてラウンド終盤にみせた、ジャブなどのリードパンチなしのいきなりの左と左ストレートにバリエーションがあり、挑戦者もよけずらいようで繰り返しヒットします。

WBCのオープン・スコアリング・システムにより、4ラウンド終了時に採点が読み上げられるが。ジャッジ3者ともに山中を支持しています。

5ラウンド目
開始早々にダウンを奪います。 そして今回はそのダウンを奪った直後もその直後も冷静な様子。

決して慌てず連打をまとめてさらに2度目のダウンを奪います。

ピンチで後退するのではなく前進しながらしのぐ挑戦者。

ふらふらしながらも打ってくるパンチにはまだ力があります。

そのパンチを立て続けにもらい、今度はチャンピオンが後退する場面。

2度もダウンを奪った直後だけどかなり危険なシーンです。
相手にがっちり抱き着くようなクリンチでなんとかピンチをしのぎます。

6ラウンド目
ポイント的には勝っていますが、カールソンは大きく力のあるパンチを打つのでいつ倒されてもおかしくないので油断はできない状況です。

山中はこのラウンドさらに左ストレートをあてこの試合3度目のダウンを奪います。

しかしカールソンは立ち上がります。

効いている様子はあるが、回復が早くすぐにまた大きなパンチを振ってくるので決して油断のできない状況です。

7ラウンド目

ラウンド開始早々ダウンを奪います!
それでもまだ立ち上がります。

しかし、開始直後、これまでのダウンの時のように前進してこないことからあきらかに効いている様子です。

直後に連打で畳み掛け、さらにダウンを奪ったところにレフェリーが割って入りTKOで試合を終わらせます。

結果をみると4度のダウンをうばい7ラウンドTKOという楽勝のようだが数字以上に苦しい試合でした。

試合後の山中慎介のインタビューです。

KOできたけど反省もありました。

(相手が繰り返し立ち上がってきたことは)過去の試合もみて、同じような状況もあったので想定内です。

(防衛記録に関して)
記録は意識していません。頑張れば結果はついてくるものだと思っています。

(ランキング上位から声をかけて言って、挑戦を受けてくれたのはカールソンだけだったことについて)勇敢に向かってきたカールソンに感謝したい。

まだまだ反省が多い試合でしたがまた会場に来てください。

これで12度目の防衛に成功しました。
いよいよ35年前から破られることのなかった13度の防衛まであと1つとなりました。

・・・それにしても、山中の左ストレートはよく当たりますね。。

あれはどういう打ち方をしてるんでしょうか。。

おそらくなんらかのフェイントなり独自のタイミングなりと工夫があるんだと思うんです。

ある程度訓練を積んだボクサーには普通に殴りかかっても当たりません。

当てるためにはフェイントを入れたり、相手の大勢を崩したりと、必ず工夫がいります。

ボクシングを見てるとお互いに手を出さずに見合ってる時間がありますよね?

あれがその時間です。

普通に殴りかかってもあたらないので、相手の大勢を崩すようなフェイントをかけるか、相手が打ってきたパンチに合わせて攻撃をしかけるか、、当てるために工夫しているんです。

あれだけ力のこもったパンチを世界ランカーにバシバシあてますからね。。

どういう打ち方をしてるのか、、それは絶対に公表できない、本人しかわからないことでしょうけどね。。

山中慎介の次戦に注目が集まります

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-山中慎介

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