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ボクシングの採点方法・ジャッジ! | 疑惑の判定

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ボクシングの採点方法・ジャッジ! | 疑惑の判定

プロボクシングの試合の採点をするジャッジは3人。
3人中1人のジャッジがあまりにも他のジャッジとかけ離れた採点をすることがあります。
世界タイトルマッチのリングは勝敗でボクサーの人生が変わります。
ボクシングのジャッジ・採点についてご紹介します。

目次

ボクシング 疑惑の判定ついて

ボクシング界には疑惑の判定と呼ばれる試合が沢山あります。

最近では2017年5月20日に行われた村田諒太VSアッサン・エンダムの第一戦。

会場で見ていたファンはもちろんテレビの前の視聴者・観戦したボクシング関係者のほぼ全員が首をかしげるような不可解な判定でした。

試合は終始村田が対戦相手のアッサン・エンダムを相手に攻勢をかけていたにも関わらず、試合が終わり出た判定はアッサン・エンダムの勝利でした。

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また、疑惑の判定ということで有名なのは

2006年の8月2日に行われた亀田興毅の初めての世界挑戦でしょう。

亀田興毅VSファンランダエダ 引退後まで語られる世紀の疑惑の真実!

この試合は亀田叩きのきっかけとなった試合。

それまで国民的ヒーローだった亀田興毅がこの試合をきっかけに叩かれ、ヒールへと転落します。

この試合、関東地区で42.4%、関西地区で42.9%。 そして最高瞬間視聴率はなんと50%越えという凄まじい視聴率をたたき出します。

最近の世界戦ではどの試合も10%も満たないので、その視聴率と比較すると亀田の人気の凄まじさがわかると思います。

・・・でも、この試合が、すべてのはじまりでしたね。
この試合から亀田への世間のバッシングが始まりました。

この高視聴率の中、疑惑の判定が起こり、中継したテレビ局はもちろんスポンサーにまで抗議のメール・電話が殺到し、ベネズエラの大使館にまで「勝ったのはあなたです。ごめんなさい」といった内容のものが沢山送られてきたとか。

この試合の直前まではヒーロー扱いだったのに、一夜にして日本中からバッシングされるヒールにされちゃいました。

果ては、もちろん他にも様々なことがあり、特に清水智信の一件は僕も元ボクサーとして許せない内容でしたが、結局亀田三兄弟は国外追放処分となってしまいました。

最初のきっかけはあの疑惑の判定だったんですよね。

ボクシングはスポーツであり、その採点方法を知らないと全く違ったようにみえてしまうこともたくさんあります。

上記の試合後、村田諒太はアッサン・エンダムに

判定は自分たちの問題ではない

と言っていたそうですが、その通りです。

やっていた本人達に一切罪はありません。

しかし、でた判定によってボクサーの人生が変わることは多々あります。

判定はどのように採点されているかをお話ししますので、もしよかったら次回ボクシングをみられるときは紙と鉛筆をもって試合を観戦してみてくださいね。




ボクシングの採点方法

ボクシングは、リングサイドに座った3人のジャッジがラウンドごとに10点満点の減点法で優劣を採点しますが、試合が判定になった場合はこれを集計して ジャッジの2人以上が支持したボクサーが勝者となります。

2人以上というところがポイントです。

つまり一方の選手を1人だけと勝ちと支持しても、あと2人が引き分けとしたらその試合は引き分けとなります

各ラウンド10点満点なので、4回戦は40点満点、12回戦は120点満点です。

ちなみに〇回戦というのは規定ラウンド数の事です。

つまり4回戦というのは4ラウンド終了時点での採点で試合の勝敗が決します。

各ラウンドの採点は、互角の場合は10対10、一方が勝っている場合は10対9、一度のダウンやそれに近いグロッギー状態(パンチを受けてふらふら)のときは10対8、2度のダウンやKO寸前の場合は10対7、3度のダウンは10-6となります。

各ラウンド有利な方を10点とします。。

ダウンしたら10対8がつきます。なのでダウンというのはかなりポイント計算において不利になってしまいます

特に4回戦でダウンしたら採点上では絶望的ですよね・・・。

亀田興毅VSファン・ランダエダ戦で、亀田興毅が2ラウンド目にダウンしたのに判定で「なぜ勝てるんだ?」みたいな書き込みを沢山みましたが、ダウンしても2ポイントしか差が開かないんです。

世界タイトルマッチは12ラウンド試合が続きます。

つまり2ラウンド優勢なラウンドがあれば追いつき、3ラウンドあれば逆転します。

12回戦の試合であれば他のラウンドを優勢に進めることができれば十分に挽回可能なので「ダウンしたのになぜ勝てるんだ?」という疑問はおかしいということはわかると思います。

ちなみにそれ以上の差が開いた場合はレフェリーが試合を止めるので、10対5という採点はありません。

9対9、9対8などという採点はありません。 どちらか一方は必ず10となります。

以上のルールを見てもらえればわかると思いますが、拮抗しているラウンドは10-10という採点をしてもルール上問題ありません。

しかし、今世界的な流れで互角に見えるラウンドも10-9にしてラウンドごとに優劣をつけていこうという流れがあります。

これをテンカウント・マストシステムと言います。




ラウンドごとの採点基準

採点基準は大きく分けて次の4項目があります。

1、有効なパンチによって、どちらが相手により深いダメージを与えたか。

有効なパンチ、つまりオープンブロー(ナックルパート・つまりコブシを握って第二関節部分にあたっていないパンチ)やローブロー(ベルトラインより下、下半身を打つようなパンチ)等の反則の打撃はポイントには判定されません。

2.どちらが、より攻撃的だったか。ただし、有効なパンチを伴わない単なる前進は評価の対象となりません。
パンチをもらいながら突っ込んでいても意味がないということですね。

3.どちらがよりディフェンス技術を駆使して相手の攻撃を防いだか。ただし、これも攻撃に結びつかない単なる防御は評価の対象とはなりません。

よけるだけではダメです。「よけたら打つ!!」これはボクシング始めたばかりの人が指導者に言われることの1つでもあります。

4.リング・ジェネラルシップといって、どちらの試合態度が堂々としていて、戦術的に優れていたか。どちらが主導権を握っていたか。

そして最後に、各ラウンドは独立しています。

つまり、11ラウンドまで圧倒的優勢であったとしても12ラウンドに息を吹き返して優勢に試合を進めれば10-9でポイントを獲得できるということです。

印象というものがあるので、ここが少し難しいところではありますね。

以上です。
これがボクシングの採点方法です。

これを参考にしてぜひ今度試合を見るときは紙と鉛筆を持って観戦してみてください。みえかたが少し変わるかもしれませんね.








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