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藤中周作 別府優樹 | KO記録を狙う九州のタイソン! ボクシングの階級

ボクシング 階級 ウェルター級 | 日本人未到の階級

更新日:


ボクシング 階級 ウェルター級 | 日本人未到の階級

ウェルター級のウェイト(体重)は140-147ポンド (63.503 - 66.678kg) !  平均身長は175cm~178cm。
「ウェルター」は波やうねりという意味ですが、ここでの意味は「混乱」という意味。
有川稔男VS坂本大輔 | 速報もあり。

ウェルター級はスーパーライト級スーパーウェルター級の間の階級となり、全17階級中7番目に重い階級となります。

ウェルターとは、「混乱」という意味で使われていますが、それは世界的に最も層が厚い階級なので強豪が集まっており、王座の入れ替わりが激しい激戦区という意味です。

目次

ウェルター級チャンピオン


(2017年10月10日)現在ののウェルター級世界チャンピオンは

WBA スーパーチャンピオン キースサーマン(アメリカ) 正規チャンピオンは空位。

WBC キースサーマン(アメリカ)

IBF エロール・スペンスジュニア(アメリカ)

WBO ジェフ・ホーン(オーストラリア)

が就いております。

テレンスクロフォード ウェルター級参戦! | スーパーライト4団体統一チャンピオン

2017年8月19日、
アメリカ ネブラスカ州リンカーンにおいて、WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーライト級王座統一戦が行われました。

WBC・WBOチャンピオンであるテレンス・クロフォード(31戦全勝(22KO)とWBA・IBFチャンピオンであるジュリス・インドンゴ(22戦全勝11KO)の対戦です。

試合は3ラウンド目にテレンス・クロフォードの放った左ボディがカウンターで入り、インドンゴは悶絶。

そこでレフェリーは10カウントを数え、史上4人目となる4団体メジャータイトル統一に成功します。

チャンピオンが量産されている現在のボクシング界において価値のある、世界最強決定戦をテレンス・クロフォードが制しました。

スーパーウェルター級で最強を証明したクロフォードはウェルター級に階級を上げ新たな敵を探すと宣言しています。

スーパーライト級の世界最強の男が参戦し、ウェルター級の世界戦線に大きな変化が起こるでしょう。

ウェルター級の歴史

初代ウェルター級世界チャンピオンはパディー・ダフィー(アメリカ)。

日本のジム所属選手からは日本ウェルター級チャンピオンの座を12回も防衛した辻本章次、龍反町、尾崎富士雄、佐々木基樹がこの階級の世界タイトルマッチを行いましたが、いずれも敗北し、いままで一人も世界チャンピオンになれた人はいません。




日本人が王座を獲得していない中で最も軽い階級です。

この階級の最多防衛記録はヘンリー・アームストロング(アメリカ合衆国)の19回です。

日本ウェルター級の現状


2017年7月10日現在、日本ウェルター級チャンピオンには川島ジムの有川稔男が就いており、1度の防衛に成功しております。

有川稔男は東京大学中退というボクサーとしては異色のキャリアを持つボクサーです。

ただ、現在練習中に顎を骨折するという大怪我をしてしまい、2017年6月30日から角海老宝石ジムの坂本大輔が暫定チャンピオンに就いております。


追記

有川稔男VS坂本大輔 | 日本ウェルター級王座統一戦

日本ウェルター級正規チャンピオンである有川稔男がついに復帰します。

この坂本大輔との一戦は実は2017年4月に実現する予定でした。
しかしチャンピオンの有川稔男は練習中に顎の骨を骨折という重傷を負ってしまい、試合が中止となってしまいました。

さらにそのケガが重傷ということですぐに試合をできる状態ではないということから、急遽6月に日本ウェルター級タイトルに暫定タイトルが設けられ、1位の坂本大輔と2位の川崎真琴によってタイトルが争われ、その決定戦で判定で勝利した坂本大輔が暫定チャンピオンの座に就きました。

そして正規チャンピオンである有川稔男が回復し、リングに復帰するということで坂本大輔との間で統一戦が行われた次第となります。

この両者は実は2014年4月に一度対戦経験があり、その時は坂本大輔が有川稔男から初回からダウンを奪い、その後ラッシュをかけ、1ラウンドTKO勝ちという結果に終わっています。

しかしそれから3年後の今回の対戦では立場は逆転し、正規チャンピオンとして有川は坂本の前に立ちはだかります。

今回はどんな結末が迎えるのか注目が集まる一戦です。

日本ウェルター級タイトルマッチ 有川稔男VS坂本大輔 | 前日計量

2017年11月6日。
決戦を翌日に控えた両者が前日計量に臨みます。

両者リミットの66.6kgを一発クリア!

問題なくタイトルマッチが行われることが決まりました。

計量台を降りた有川は坂本に

「4月はすみませんでした」
と自身のケガで一度は流れたタイトルマッチの件を謝罪しました。

そして坂本は
感謝してます。(暫定)チャンピオンになれたので

と笑顔でこたえたそうです。

その後の囲み取材で坂本は
暫定チャンピオンになったのはキャリアになった。
これまでのボクシング人生の中で今が一番強い。 
冷静に熱く、勝ちに行きます

と勝利を誓います。

そして9月にようやくプレートが取れたという有川は

ケガをしてこそみえたものがある。
総合的にはレベルアップをしている。

KOを狙います。

と、こちらも力強いコメントを残しました。



有川VS坂本 | 正規チャンピオンVS暫定チャンピオンの日本ウェルター級王座統一戦試合結果!!

2017年11月7日に行われた日本ウェルター級正規チャンピオンの有川稔男VS暫定チャンピオンの坂本大輔の一戦!

初回から有川が積極的に攻めて出ます。
序盤からリズムをつかみ、右クロスを打ち込みいきなり坂本は膝をつきますがこれはスリップ判定。

2ラウンド
有川はさらに攻勢をかけ前に出ます。
坂本は完全に後手に回った感じですがラウンド終盤には右フックを有川に叩き込み会場は大盛り上がり!

さらに試合は白熱し、4ラウンドには有川がボディを中心に攻勢を強め、ボディへ意識が集中したところに右フックを打ち込み坂にダメージを与えます。

そして迎えた5ラウンド目。

右ストレートを坂本に打ち込んだ時、坂本の左目の上をカットさせます。

傷口は大きく出血も止まらずドクターチャックによりドクターから試合続行不可能と判断されそこで試合は終了。

パンチによるカットということでそこで有川のTKO勝ちということで試合は終了しました。

日本ウェルター級の統一に成功した有川稔男。次戦は日本ウェルター級1位の矢田良太との対戦が決まっています。

所属ジムの川島郭志会長は、その試合に勝った後はWBOアジアパシフィックチャンピオンの小原佳太との対戦を考えているとのことです。





2017年11月9日現在の最新の日本ウェルター級ランキングは
チャンピオン 有川 稔男
暫定チャンピオン 坂本大輔
1位     矢田良太
2位     藤中周作
3位     別府優樹
4位     尹 文鉉
5位     永野祐樹
6位     川崎真琴
7位     垂水 稔朗
8位     丸木 和也
9位     チャールズ・べラミー
10位     街道 正晴
11位   佐藤 矩彰
12位     豊島亮太
となっております。

まだ11月6日に行われた有川VS坂本の日本タイトル統一戦の結果が反映されていないのでこのような結果となっております。


東洋太平洋ウェルター級チャンピオンには2016年2月23日からオーストラリアのジャックブルベイガーがついており、3度の防衛に成功しております。


小原圭太 WBOアジアパシフィック王座を獲得! | 2017年8月1日からJBCも承認

WBO傘下の地域タイトルであるWBOアジアパシフィック王座が2017年8月1日からJBCが承認しました。
これからはWBOアジアパシフィックタイトルマッチが国内で行われることになり、このタイトルを獲得するとWBOの世界ランキング入りが保証されます。

このことから世界タイトル獲得への道がさらに広がったといえるでしょう。


そしてさっそく2017年8月10日、後楽園ホールにてWBOアジア太平洋ウェルター級タイトルマッチが行われ、元日本・東洋のスーパーライト級チャンピオンである小原圭太がタイの強豪、サダム・キェッヨンユを破り、WBOアジア太平洋タイトルを獲得しました。

小原は2016年9月9日には敵地ロシアでIBF世界スーパーライト級タイトルにも挑戦しましたが、2ラウンド1分35秒でTKO負けで王座奪取には失敗しました。

今回再起戦で階級をウェルター級にあげ、タイトルを獲得し、改めて世界タイトルを目指します。

現在ウェルター級の上位ランカー達は実力が伯仲しておりますが、この小原圭太が実力・実績共に頭一つ飛びぬけているといった感じです。
現在一番世界に近い存在であり、再びチャンスをつかむことはできるのでしょうか。

藤中周作VS小原佳太 | 藤中周作のタイトル再挑戦!


2017年12月14日。日本ウェルター級3位・WBOアジア太平洋ランキング5位の藤中周作が小原佳太の持つタイトルに挑みます。

藤中周作VS小原佳太 | ボクシング WBOアジア太平洋タイトルマッチ

現在の日本チャンピオンである有川稔男とも対戦戦績1勝1敗である藤中周作とウェルター級最強の小原佳太。

上記の日本ウェルター級チャンピオンの有川稔男と暫定チャンピオンの坂本大輔の勝者とこの藤中周作VS小原佳太の勝者が戦い、2本のベルトをかけて日本人ウェルター級最強決定戦を行うことになれば面白いですね。

日本タイトルとWBOアジア太平洋の2冠王者。
正真正銘の国内最強の男として胸を張って日本人初のウェルター級世界チャンピオンに挑む。。

現在考えられる日本ウェルター級の最高のカードでしょうね。

実現することを楽しみにしています。

レナード・ハーンズ・デュラン | 80年代のボクシング界を支えた黄金のウェルター

このウェルター級という階級はボクシング界では最も人気の高い、花形の階級です。

1978年にヘビー級のモハメド・アリ氏が引退した後の80年代前半のボクシング界を支えたのはこの階級の選手達です。

「黄金のウェルター級」
シュガー・レイ・レナードやトーマス・ハーンズ、石の拳と言われたロベルト・デュラン。

レナード対ハーンズなんて、まだ生まれていなかったボクサーでも知っているような伝説の一戦ですよね。

モントリオールオリンピックで金メダルを獲得し、鳴り物入りでプロ入りし、瞬く間にスーパースターの座に上り詰めたシュガーレイ・レナード。

そしてそのレナードに12R判定で初黒星をつけ、王座から叩き落したロベルト・デュラン。

そして、ウェルター級の体重でありながら、身長186cm、リーチが198cmという恵まれた体型で、ヒットマンスタイルからの強烈なフリッカージャブを使い、のちにレナードとともに世界タイトル5階級制覇という偉業を成し遂げるトーマス・ハーンズ。

あの人気ボクシング漫画のはじめの一歩の間柴了のモデルになったボクサーです。

そういった素晴らしい才能がウェルター・ミドルという中菱級に集まりしのぎを削ったのが80年代です。

どの時代もボクサーが輝き伝説となるためにはライバル対決は避けられないもの。。

レナードやハーンズが輝いたのも同じ時代に素晴らしい才能を持つ選手揃っていたからでしょう。




オスカー・デラホーヤ・パーネルウィテカー・フェリックス・トリニダード | 群雄割拠の世紀末のウェルター級!

そして現在の30代以上のボクシングファンならば、あの90年代後半のオスカーデラホーヤ・アイク・クォーティ・フェリックス・トリニダードなど、スター選手が勢ぞろいした世紀末のウェルター級ウォーズも記憶にあると思います。

オスカーデラホーヤはアマチュア戦績234勝(163KO・RSC)6敗という驚異的な戦績とバルセロナオリンピックの金メダリストという実績とともにプロ入りし、スーパーフェザー級から次々と階級を上げ、世界チャンピオンのベルトをコレクションしていきます。

1997年4月12日、4階級目のタイトルとなるWBCウェルター級タイトルに挑戦します。

当時のチャンピオンはパーネルウィテカー。

1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得し、214戦201勝(91RSC)13敗という驚異のアマチュア実績を持ち、プロの世界でもすでにライト級・スーパーライト級、そしてウェルター級と3階級を制覇している最強のチャンピオンです。

しかもそのウェルター級のタイトルを8度も防衛しており、当時のパウンドフォーパウンド最強という声も上がっていたほどの選手です。

そのウィテカー相手に接戦ながらも12回判定で下し、ボクシング界のスターへの階段を駆け上がります。

その後の防衛戦でもスーパーフェザー・ライト・スーパーライトの3階級制覇を果たしたヘクターカマチョを12回判定で勝利をおさめた2回目の防衛戦やあのメキシコの英雄・99戦97勝1敗1分という驚異的な戦績を誇ったフリオ・セサールチャベスを9ラウンドKOで下した5度目の防衛戦など圧巻でした。

ボクシング 最強のチャンピオン ウェルター級 フリオ・セサール・チャベス

6度目の防衛戦では、前WBAウェルター級チャンピオン、アイククォーティとの事実上の統一戦(クォーティはこの試合のためにWBAから王座を剥奪される)は現在でもボクシングファンの間では語り継がれる凄まじい試合でした。

WBCウェルター級タイトルマッチ・オスカーデラホーヤVS前WBAウェルター級チャンピオン、アイク・クォーティとの激闘!!

対戦当時、WBCウェルター級チャンピオン、オスカーデラホーヤの戦績は29戦全勝(24KO)、対戦相手・前WBAウェルター級チャンピオン35戦34勝(29KO)1分という怪物対決です!!

世界中が注目する無敗対決です。





実力伯仲の試合展開の中、見せ場は最終ラウンドに訪れます。

12ラウンド開始直後にデラホーヤが左フックでダウンを奪います。
カウント8後に試合続行となるとデラホーヤが猛然とクォーティに襲いかかります。

クォーティをコーナーに追い詰め左右の凄まじいラッシュ!
しかしクォーティも決して防戦一方とならずに打ち返します。

チャンスと感じたら猛然と襲い掛かるその姿にスター性を感じました。

しかし倒しきれずに判定へ。
激闘の末2-1の判定でデラホーヤは難敵アイク・クォーティを破りました。

このオスカーデラホーヤの凄い所はオリンピックの金メダルや最終的に史上最多の世界タイトル6階級制覇という実績以上に、その階級最強の選手から逃げずに戦い、勝ち続けてきたところです。

スーパーライト級のタイトルを奪ったフリオセサールチャベス、パーネル・ウィテカー、そしてこのアイク・クォーティにデラホーヤが初の黒星を喫するフェリックス・トリニダード等は当時、全階級通して一番強い・パウンドフォーパウンドの候補と呼ばれた最強のボクサー達です。

そういった強豪と逃げずに戦い、最終的にスーパーフェザー級からミドル級まで制したデラホーヤは、歴代でも最も偉大なチャンピオンの1人だと思います。

日本の重量級の選手はパワーに頼ったボクシングをしてしまい、スピードが極端にない選手も多いですけど、デラホーヤ・ウィテカー、そしてこのデラホーヤに2度目の黒星をつけるシェーン・モズリーなどは軽量級にも決して劣らないスピードで動き回ります。

確かに一昔前のレノックスルイスのようにスピードがなくても強い選手もいますけど、でもスピードがあったほうが間違いなく有利です。
そして試合を見ていて面白いですよね。


この世界的にも層が厚いといわれているウェルター級で世界タイトルを獲得できた日本人はまだいません。

しかし、次々と新しい記録が打ち立てられている今の日本ボクシング界ならば、このウェルター級を制する逸材が現れるのも時間の問題ではないでしょうか。

その時が来るのを楽しみにしていたいと思います。








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