ボクシング 比嘉大吾(ひがだいご) | KO記録更新目前の具志堅会長の秘蔵っ子
全勝全KOレコードを持つボクシング界期待のホープ比嘉大吾!
比嘉大吾 戦績 14戦14勝(14KO)
並外れたパンチ力でデビュー以来連続KO!!
その強打でついたあだ名は”和製ロマゴン”!
比嘉大吾の強さ・最新情報。井岡一翔との対戦について。
最新情報を配信!
具志堅用高会長が「自分の現役時代よりも強い」と評する愛弟子の比嘉大吾。
関係者が大絶賛するその実力はどれほどのものなのでしょうか。
これまでの戦歴を振り返ります。
目次
ファン・エルナンデスVS比嘉大吾 | ついに決まった世界タイトル初挑戦!
比嘉大吾VS井岡一翔!? | 初防衛戦はボクシング界のサラブレッド!!
比嘉大吾 wiki的プロフィール
本名:比嘉 大吾
所属:白井・具志堅スポーツジム
出身:沖縄県浦添市
出身校:沖縄県立宮古工業高等学校
生年月日:1995年8月9日
国籍:日本
戦績:11戦11勝(11KO)
アマチュア戦績:45戦36勝(8TKO)8敗
獲得タイトル:WBCフライ級ユース王座・東洋太平洋フライ級王座
ボクシングをはじめたきっかけは「具志堅用高会長の映像をみたこと」だそうです。
宮古工業高校ボクシング部で競技をはじめ、3年時には国体ベスト8にまでのぼりつめます。
しかし同学年にはあの国内最速5戦目で世界ミニマム級タイトルを奪取し、わずか8戦目で世界タイトル2階級制覇を達成した田中恒成(畑中)や、世界タイトルは拳の負傷で見送ることになったものの、こちらも全勝で世界挑戦が決まっていた前東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオンの井上拓真(大橋)という2人のスーパー高校生がいて、目立つことはできませんでした。
プロ入りのきっかけは具志堅用高からのスカウトの電話。
国体終了後に比嘉の父親のもとに具志堅会長から電話が入ったそうです。
そして比嘉も知らないところで決まっていたプロ転向の会見が開かれました。
そこで具志堅会長は大勢の記者の前で、
5年以内に世界を獲らせたい
と記者たちの前で宣言してくれたそうです。
しかしそれからわずか3年後の今、もう世界タイトルは手に届くところまで来ています。
比嘉大吾はプロ入りしてメキメキと頭角を現します。
まずはこれまでの戦歴をご紹介します。
2014/06/17 ○1RKO セーンゲン・サックナロン(タイ)
2014/08/22 ○2RTKO ロッタン・ウォーポーシーサケット(タイ)
2014/11/26 ○1RTKO 藤井 敬介(宇都宮金田)
2015/01/12 ○1RKO ポンパユ・チャイヨンジム(タイ)
2015/05/10 ○2RTKO バーデン・リベラ(比)
2015/06/08 ○4RKO クリス・アルファンテ(比)■WBCフライ級ユース王座決定戦
2015/07/24 ○7RKO コンファー・CPフレッシュマート(タイ)
※WBCフライ級ユース王座獲得■WBCフライ級ユースタイトルマッチ
2015/11/07 ○10RTKO レンレン・テソリオ(比)
※WBCフライ級ユース王座防衛①■WBCフライ級ユースタイトルマッチ
2016/03/05 ○2RTKO ロメル・オリベロス(比)
※WBCフライ級ユース王座防衛②■OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ
2016/07/02 ○4RKO アーデン・ディアレ(比)
※OPBF東洋太平洋フライ級王座獲得■OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ
2016/11/05 ○4RKO フェリペ・カグブコブJr(比)
※OPBF東洋太平洋フライ級王座防衛①
ユースタイトル・東洋太平洋タイトル奪取の試合・防衛戦という修羅場を経験したにかかわらずここまで全勝全ko!
比嘉大吾の強打は本物です。
そして2017年5月20日に行われた世界初挑戦・その初防衛戦でも対戦相手をkoしており、デビュー以来連続ko14まで伸ばしました。
現在の日本の連続Ko記録は1985年に浜田剛史によって作られた15回。
あと一つです!
比嘉大吾 敵地タイでのタイトル奪取!
やはり特筆すべきなのは7戦目。
WBCユースタイトルを獲得した試合ではないでしょうか。
この試合の開催地はなんと敵地タイでの試合です。
日本のボクサーがタイトルマッチをするときは必ず日本にチャンピオンを呼びますよね? 以前ボクシングの興行について書きましたが、日本に呼ぶためには対戦相手のファイトマネー・宿泊費・渡航費などすべてを日本人選手のジムが支払うことになります。
その代わり、その試合で得た入場料収入やテレビが入れば放映料などをその日本のジムがもらえるわけですが、日本に外国人選手を呼ぶということは金銭的にとてもリスクのある冒険だと言えます。
そういえば2016年の大晦日に試合をする大森将平VSリーハスキンスの試合では、イギリスのリーハスキンスを日本に呼ぶにあたり、ホテルのランクやファイトマネーなど条件を出され、ジムは6000万円の支出があったそうです。
また、僕の高校の先輩で日本チャンピオンになった人がいましたが、その人が東洋タイトルを挑むにあたってその大きな支出のおかげでジムを閉めなきゃいけなくなったという例もありました。
地方のジムで、しかもその人は会長の息子でした。
地方のお金がないジムにとってチャンピオンを呼ぶというのはとても大変なことであり、苦しいことなんです。
しかし、日本人ボクサーは外人チャンピオンを呼びます。
それは日本に呼んだほうがはるかに有利だからです。
外国でやるとどんな妨害にあうかわかりません。地元判定も過去に沢山例があります。
事実、日本人対タイ人ボクサーのこれまでタイで行った世界戦戦績は20戦0勝19敗1分ととんでもない数字になります。
それほど日本人が敵国に乗り込んでのタイトル奪取というのは難しいものです。
そんなタイという敵国での試合に当時6戦しか行っていない若干20歳の比嘉は敵国タイでホープと言われたコンファー・CPフレッシュマートと対戦します。
当時のチャンピオンの戦績は14戦14勝(8KO)間違いなく強敵ですが、比嘉は7ラウンドに2度のダウンを奪い、KOという文句のない形でタイトル奪取を果たします。
そのユースタイトルを2度防衛した後、比嘉は日本でもメジャータイトルであるOPBF(東洋太平洋)タイトルへ挑戦します。
比嘉大吾VSアーデン・ディアレ 東洋太平洋タイトル奪取
2016年7月2日、東京・後楽園ホールで行われた東洋太平洋フライ級タイトルマッチにおいて、若干20歳の比嘉大吾はチャンピオンアーデン・ディアレ(フィリピン)を4回2分39秒でKOし、ベルトを奪取します。
このチャンピオンアーデン・ディアレは強豪です。
43戦31勝15KO9敗3分という豊富な戦績に、IBFフライ級7位、WBOフライ級6位と世界ランキングも上位にランクされており、過去2年間で8連勝を記録しておりました。
そのディアレを相手に比嘉は初回から攻めまくり、2ラウンド目にはボディブローでダウンを奪います。
比嘉は手ごたえを感じ勝利をアピールしますが、ディアレは立ち上がります。
3ラウンド目にもさらにダウンを重ね、4ラウンド目にはKO勝ち。
圧勝ですね。
そして最新の試合2016年11月5日にはその奪取した東洋太平洋タイトルの初防衛戦が行われ、この試合でも4ラウンドでKO防衛を果たし、東洋太平洋タイトルの初防衛成功に加え、デビューからの連続KOは11と数字を伸ばします。
対戦相手は同級2位カグブコブで東洋太平洋ランキング2位の強豪です。
初回からボディを効果的に攻めて、4ラウンド残り1分で右ボディでダウンを奪い。立ってきたところをさらに連打で攻めて、2分55秒でKOで仕留めます。
勝利者インタビューでは
一安心しました。デビューしたころからは(連勝は)考えられない。1回負けるとチャンスが遠くなる。目の前の試合をいつも戦って、勝っていきたい
と語っています。
それを聞いて具志堅会長は
安心して見ていられるね。私は1度もアドバイスしていない。来年こそ世界に挑戦させたい。
」
さらに
私が現役の時より彼は強いよ
とコメントし会場のファンを沸かせます。
具志堅会長といえば35年前に未だ破られていない13度連続防衛を果たした名チャンピオン。
そのチャンピオンにこの言葉を言わせるとは相当期待できそうですね。
全勝全KOで連勝街道を突き進む若きホープは周囲の期待に応え、世界タイトルを獲得することができるのか。。
比嘉大吾の今後に注目していきたいと思います。
比嘉大吾世界前哨戦 | 12連続KO勝利!!
2017年2月5日、世界挑戦と位置づけられた試合となります。
対戦相手はフィリピンフライ級8位。ディオネル・ディオコスです。
現在WBC世界フライ級3位にランクされる比嘉は上体を振りながら前進します。
序盤からKOを意識するスタイルで臨みます。
初回から相手を下がらせて左ボディブローに顔面への左右フックを打ち分け主導権を完全に握ります。
ラウンド終盤には左ボディを効かせ、ディアコスが体を丸める場面もありました。
続く2ラウンド目、ディアコスも左右フックを強振し反撃を試みますが、比嘉の圧力は強く後退させられます。
3ラウンド目にはさらにディアコスを圧倒し、4ラウンド目には動きが衰えてきた所に上下の打ち分けのできた連打を浴びせ、ダウンを奪い、ここで試合終了。
完勝となる前哨戦のでしたが、比嘉はリング上でのインタビューで、
だらしない試合をしてすみません。もっと練習して頑張ります。練習の成果が出ていなかった
と反省の言葉が出てきます。
これで12連続KOとなり、30年前浜田剛史によって打ち立てられた15連続KO勝利への大記録も目前となりました。
世界タイトルの奪取とともにこちらの記録の更新にも注目が集まります。
比嘉大吾の挑む世界チャンピオンが決まりました。
ロマゴンが返上したタイトルを、ランキング1位のナワポーン・ソールンビサイと2位のファン・エルナンデスが争い、2位のエルナンデスが新チャンピオンとなりました。
現在ランキング3位の比嘉大吾は最優先挑戦権を持っています。
ファン・エルナンデスVS比嘉大吾の最新情報はこちらです。
世界ランキング1位という最高の状態でチャンピオンに挑みます。
是非KOで勝ちパーフェクト・レコードのまま世界タイトルを獲得し、世界タイトル防衛戦でその記録を更新するようなことがあれば最高ですね!!
ファン・エルナンデスVS比嘉大吾 | ついに決まった世界タイトル初挑戦!
比嘉大吾の世界初挑戦が決まります。
2017年5月20日・21日に行われる6大世界タイトルマッチのうち、5月20日に組み込まれました。
対戦する世界チャンピオンはファン・エルナンデス。
プロ戦績34戦(25KO)2敗と比嘉の12戦というプロキャリアを大きく上回ります。
過去に井岡一翔の持つwbcミニマム級タイトルに挑戦し、12ラウンド判定で敗れているという過去もあります。
ついに比嘉大吾が世界タイトルを獲得しました!!
全勝全KOでの世界タイトル奪取というのはこれまで80人以上いる世界チャンピオンのなかでも誰も成し遂げたことのない快挙です!!
比嘉選手おめでとうございます!!
比嘉大吾VS井岡一翔!? | 初防衛戦はボクシング界のサラブレッド!!
とんでもないニュースが入っています。
比嘉大吾が5月20日に行う世界戦に勝利すると、初防衛戦はあのボクシング界のレジェンド・井岡一翔という可能性が出てきました。
井岡一翔といえば、当時史上最多となる高校6冠を果たし、大学でも国体を2度優勝し、当時の日本最短・最速の7戦目で世界タイトル奪取し、現在世界タイトル3階級制覇を成し遂げているボクシング界のレジェンドです。
今回比嘉がタイトルに挑む階級はフライ級。 井岡一翔と同じ階級・対立チャンピオンとなります。
この件は双方の陣営が是非にとのことで話し合いが進められ、かなり現実的な話となっております。
井岡は先日V5戦、61連勝中のノックノイに大差判定勝ちを収めたものの、”しょっぱい試合”とメディアに叩かれています。
大差判定といえども中身としては一度のダウンシーンもないのらりくらりとした内容でしたからね。
僕の予想としてはまだ、井岡に挑む段階ではないような気がします。。
確かに井岡の試合は面白くないですけど、あの面白くなさが井岡の真骨頂。
パンチを振り切らず隙をつくらない。
パンチを思いっきり振りぬけば空振りした時に大きな隙を作りますからね。
無理に倒しに行かないで判定でもしっかり勝つことに専念する。
チャンス時に倒しに行って、パンチを振りぬいて、そこでカウンターをもらい形勢逆転なんてよくある話です。
そういったミスをしない負けないボクシングが井岡一翔のボクシングです。
正直あまり強そうにはうつらないかもしれません。
けど間違いなく強いです。
それは先ほどもお話しした通りの実績・結果で現れていますよね。。
でもこの比嘉大吾との一戦が行われれば注目されることは間違いないですね。
そして比嘉が勝つことになれば、ニューヒーローの誕生となります!!
面白い試合です!
そのためには5月20日の試合でなんとしても世界タイトルのベルトを獲得してもらいたいですね!!
比嘉大吾VSファン・エルナンデス | 日本ボクシング史上初 全勝全KOのチャンピオン誕生!
ついに比嘉大吾が世界タイトルを獲得しました。
詳細はこちらの記事になります。
対戦相手は技巧派チャンピオン、ファン・エルナンデス。
あの3階級制覇チャンピオンの井岡一翔でも倒し切れなかったエルナンデスを6ラウンドに3度もダウンさせ、終了間際にレフェリーが止め見事TKOで破り世界タイトルを獲得しました!!
パニック障害を起こしそうになるほどの苦しい減量に耐え、最後まで前進し続けた比嘉の勇姿。
比嘉は試合後のインタビューで
この試合を組んでくれたスタッフに感謝します。
この試合に挑んで最高の結果が出せてよかったです。本当は試合が怖かったけど、ジムのスタッフやお客さんに支えられました。
自分も本当は減量がつらかった。 パニック障害を起こしかけた。
具志堅会長のようなカンムリワシになる
と周囲の人々への感謝を伝え、
ジムの会長である具志堅会長も男泣き。
試合が終わった後のインタビューでは
ありがとうございました。
比嘉大吾をほめてください本当に心配だった。けど大吾を信用していました。
本当に素晴らしい試合をしてくれました
としきりに愛弟子の快挙を褒めたたえました。
比嘉大吾 県民栄誉賞受賞か!? | 翁長知事から十分
2017年5月20日、WBC世界ライトフライ級のタイトルを獲得した比嘉大吾が県民栄誉賞の候補となっていることがわかりました。
世界タイトル13度防衛の具志堅用高会長が、「自分より強い」と繰り返し言うことから、「間違いなく偉大な選手になる。今がいいのか、どうか」と述べ、県民や県議会の意見を聞き、判断するそうです。
また、2017年6月11日、世界タイトル獲得を記念して宮古島市内で、比嘉大吾と具志堅用高会長に凱旋パレードを実施すると発表しました。
そしてその後4時半から市役所の駐車場で比嘉が市民に今回のタイトル奪取の報告を行い、7時からホテルで祝賀会が開かれるそうです。
世界チャンピオンになると人生が変わるとよく言われますが、比嘉大吾の今回の快挙、そしてそれに至るまでの苦労はそれに十分値するものだと思います。
是非その時間が長く続くように、次戦の初防衛も成功させて息の長いチャンピオンになってほしいと思います。
比嘉大吾 市民栄誉賞獲得 沖縄凱旋・凱旋パレードも!
5月20日に日本人初の全勝全KOで世界タイトル奪取に成功した比嘉大吾は沖縄県浦安市の市民栄誉賞を受賞しました。
6月11日午後4時から、西里通りで凱旋パレードも行われます。
そのパレードは「世界王者比嘉大吾誕生祝賀祭in宮古島」と銘打たれ、比嘉大吾と具志堅用高会長も参加し、西里通り入り口から市場通りまでの約400mで行われるとのことです。
さらに午後4時30分からは、市役所駐車場で「報告会」「市民触れ合いイベント」が行われるそうです。
そして午後7時からはホテルアトールエメラルド宮古島で祝賀会も開かれるそうです。
王座獲得から約3週間。
新チャンピオンは忙しい毎日を送っているようですね♬
比嘉大吾 宮古島で祝賀パレード | 約3000人集まる
5月20日の試合でWBC世界フライ級タイトルを獲得した比嘉大吾は6月11日、沖縄・宮古島で祝賀パレードが行われました。
午後4時からは具志堅用高会長とともにオープンカーに乗り、島中心部の通りを30分かけてパレード。
この島でのパレードはイチローがオリックス在籍時の優勝パレード以来の出来事で、約3000人が詰めかけました。
オープンカーの車上で握手攻めとなった比嘉は
最高ですね。知っている顔もあったけど見たことがない人も多かった。頑張った甲斐があった
満面の笑み。
その後、開かれた報告会にも約500人が出席しました。
比嘉は
みなさんの応援のおかげで世界を獲ることができた。テレビを見ている宮古島の人からの圧力が凄くて、2ラウンドから頑張りました
と会場を笑わせます。
具志堅会長
宮古島で比嘉に会ってから3年。チャンピオンになって宮古島に帰るという夢が実現した。比嘉はもっと強くなる。俺以上に強くなる。これから宮古島にもっと大きな夢を与えると思う
挨拶をします。
また、気になる比嘉の初防衛戦・次戦については、具志堅会長から
東京からボクシング担当記者が来ているので詳しくは言えないが、年内、秋頃にもう1回やります
宮古島に5000人ぐらい入る場所があれば、いつか防衛戦をやらせたい
とのコメントも。
それには比嘉も
やりたいですね。その時は(島民が試合に釘付けで)島を車が走っていないようにお願いします
と笑いながら答えます。
チャンピオンになり、幸せの絶頂期ですね。
比嘉大吾2度目の防衛戦 | WBC世界ランキング6位のトマ・マソン!
13連続KO勝ちで世界タイトルを獲得した比嘉大吾の初防衛の相手はランキング6位のトマ・マソン。
世界タイトルを獲得するより難しいといわれる初防衛戦。
プレッシャーの中、タイトル防衛と連続KOの防衛という2つの期待がかかります。
2017年10月22日、ロンドンオリンピックの金メダリスト、村田諒太の2度目の世界挑戦と拳四郎の初防衛と同じ興行で試合を行います。
チャンピオン 比嘉大吾 戦績:13戦13勝(13KO)
挑戦者 トマ・マソン 戦績21戦17勝(5KO)3敗1分
21戦17勝(5ko)。世界ランキング6位。。
この戦績やko率から比嘉大吾の圧勝が予想された試合でしたが、案外苦戦しました。
トマ・マソンは比嘉大吾のパンチ力を恐れ、ガードを高くし徹底的に比嘉の強打を防ぐために動きました。
序盤はかたいガードに苦戦した比嘉でしたが後半になるにつれてスタミナ・集中力が切れてきて、7ラウンドには拳によりカットした傷が原因で試合続行不可能となり比嘉大吾はKO勝ちで初防衛戦を飾りました。
試合の詳細はこちらになります。
試合後のインタビューではwbaの対立チャンピオンでもある井岡一翔に、「年末でもいいからやりましょう」と声を懸けます。
比嘉大吾vs井岡一翔。 ベテランの意地か、長年の経験か!?
興味深い一戦ですね。
比嘉大吾が計量失格!? 日本人世界チャンピオン初の汚点
2018年4月15日。
比嘉大吾の持つWBC世界フライ級タイトルの3度目防衛戦でおきはいけないことが起きてしまいました。
計量失敗。
同級2位のクリストファー・ロサレスとの一戦の前日計量において規定体重の50.8kgを900gオーバーする51.7kgでした。
プロボクシングの試合で計量を失敗すると2時間の猶予が与えられ、最再計量することが認められておりますが、1時間半後にはその再計量も放棄し、タイトルは剥奪されました。
世界チャンピオンが計量失敗でタイトル剥奪というのはいままでの歴代日本人世界チャンピオンの中では一度も例のない事。
その決してあってはならないことが起こってしまいました。
当日の計量ではとりあえず規定内の54.7kgということで試合自体は成立することになります。
ルールとしては比嘉が勝った場合は王座は空位。 しかし挑戦者のクリストファー・ロサレスが勝った場合は新チャンピオン認定という変則ルールとなります。
KO記録の更新という可能性は残っものの、たとえこの記録を更新したところでそこまでの意味はあるのでしょうか。
この連続KO記録というのは1985年に浜田剛史によって作り上げられ、30年以上塗り替えられることのなかった大記録。
それを塗り替えるのにふさわしい試合ではないということは誰の目からみても明らかでしょう。
どのような結末を迎えるのか注目が集まります。
この記事へのコメントはありません。