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長谷川穂積 ボクシング界最強の世界チャンピオン達~チャンピオン名鑑~

長谷川穂積 引退 | チャンピオンのまま引退し、王座は返上!

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ボクシング 長谷川穂積 引退 | チャンピオンのまま引退し、王座は返上!
ボクシング界のエースとして長年活躍した長谷川穂積が引退を表明しました。
長谷川穂積のこれまでから現在について

2016年12月9日、神戸市内のホテルで、プロボクシング・スーパーバンタム級チャンピオン、長谷川穂積がベルトを保持したまま現役を引退することを表明しました。

心と体を一致させて世界チャンピオンになることを目指してやってきて、それを前回(の試合で)達成し、前回以上の気持ちを作るのが難しかった

と引退の理由を説明し、保持しているタイトルは返上することになります。

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最後の最後に、タイトルを獲れてよかったですね。

このタイトルを保持したまま引退するということを夢見る人は沢山います。

しかし、これはなかなか実現できないことです。

世界チャンピオンになって、ファイトマネー(試合報酬)も高くなって、有名になって、、そして防衛を重ねるごとにそういった旨みは増していくでしょう。

そういった自分自身の名誉や金銭的な欲の為に引退する気持ちがなくなるということもありますが、それとは別の側面で、プロボクシングの試合は興行です。
 
大きなお金が動きます。

長谷川穂積が先日おこなった試合などはチャンピオンを日本に呼んでいます。

おそらくとんでもない金額のお金が長谷川の所属する真正ジムは支払っているでしょう。

チャンピオンを日本に呼ぶならば、チャンピオンのファイトマネー・宿泊費・渡航費といった全ての費用をジムが負担することになります。 そして長谷川自身のファイトマネーも。。

もちろんお客さんが入ったチケット代などの興行収益という収入もあったと思いますけども、チャンピオンに挑戦する段階では赤字になるパターンの方が多いようです。

チャンピオンのケガで試合が中止にはなりましたが、12月31日に予定されていたウォズジムの大森将平の試合では、チャンピオン側がホテルのグレードなども指定してきており、6000万円という大金を用意しなければならなかったという報道もありました。

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所属ジムがそういった負担をしてもタイトルマッチを組むのは、その後、それ以上の見返りが期待できるから。。

プロボクシングはビジネスなので。。

だからタイトルを獲って、チャンピオンのまま引退するということは通常許されないことなんです。

だけど、長谷川穂積は長年の功績でこういったことも許されたんでしょうね。。

チャンピオンのままボクシングを終了した人は日本のプロボクシングの歴史上で3人だけです。

一人目は大場政夫

5度目の防衛戦が終わった後、愛車で高速を走行中に事故で亡くなりました。

永遠のチャンピオンとしてボクシングファンの間で語り継がれています。

もう一人はミニマム級の新井田豊。

この選手はタイトルを獲得後引退を表明。
その時は様々意見が飛び交いました。

その後現役を復帰し、世界タイトルを獲得し、7度の防衛に成功した後、あのパウンドフォーパウンド最強ボクサーローマン・ゴンザレスを挑戦者にむかえ、4ラウンド1分59秒でTKOで敗れ引退しています。

なので、、

おそらく長谷川穂積は日本のプロボクシング史上最もハッピーエンドで現役引退を果たした人物といえるでしょう。

2005年4月にWBCバンタム級王座を獲得し、当時日本歴代2位(現在内山高志山中慎介が抜き4位)という10連続防衛に成功しました。

2005年4月16日、あの辰吉丈一郎を戦慄的なKOで2度も倒し、あの西岡利晃が4度挑戦しても王座奪還ができず、14度も防衛していた、難攻不落の名チャンピオン、タイのウィラポン・ナコンルアン・プロモーションに判定で勝利し、王座を奪取しました。

その後、2010年4月まで5年間にわたり王座を防衛し、10度の防衛に成功。

母親がガンを患い入退院を繰り返していました。

1回約300万円もかかる放射線治療もファイトマネーから充てていたそうです。

11度目の防衛戦で、当時WBOバンタム級チャンピオンだったフェルナンド・モンティエルと事実上の統一戦(当時はWBOは日本では未公認団体だった)を行い、4回終了間際、にTKO負けを喫します。

この試合はテレビ観戦でしたが、僕がこれまで見てきたタイトルマッチの中でも最も印象に残っている試合の1つです。

当時の長谷川穂積は向かうところ敵なしの状態でした。

世界タイトル5連続KO防衛という圧倒的な力を示しており、長谷川が敗けることなんて全く考えていませんでした。

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序盤、長谷川は優位に試合を進めていましたが、4ラウンド終盤にモンティエルの左フックをまともに浴び大きくグラつくと、その後の連打をまとめられ、ラウンド終了のゴングとほぼ同時にレフェリーが割って入り、TKO負けでした。

KOタイムは4ラウンド2分59秒。

あと1秒耐えていたら、と思いましたが、長谷川は顎を骨折していたそうですね。。

右角部下顎(かがく)骨骨折 手術までする重症だったそうです。

この試合は、2011年1月3日にはWBCから2010年の「最も劇的な試合」にも選ばれたほどの試合です。

その後、再戦の交渉はまとまらず、2階級上のフェザー級に転向し、ダイレクトに王座決定戦を行い、WBC世界フェザー級タイトルを獲得します。

中盤何度かふらつくようなパンチを受けましたが、2階級制覇を成し遂げます・・・が、初防衛でジョニーゴンザレスに4ラウンドKO敗けを喫し、王座を手放します。

その後も現役を続け、復帰戦から外国人選手相手に4連勝。

2014年4月23日にはIBF世界スーパーバンタム級チャンピオンである、キコ・マルチネスとのタイトルマッチに挑みますけど7ラウンド1分20秒でKO負けを喫します。

世界戦でKO負けを繰り返し、長谷川はもう終わった と言われ続けました。

1度KO負けを喫したボクサーがもろくなるということは実は結構ある話で、正直僕もあのモンティエル戦で長谷川はもろくなり、ボクサーとしては厳しいのかと思っていました。

しかし、長谷川は今年2016年9月16日、バンタム級・フェザー級に続くスーパーバンタム級で、チャンピオンウーゴ・ルイスを破り三度王座に返り咲きます

この試合は激しいもので、試合直後から、今年の年間最高試合賞の候補だと言われるほどのものでした。

試合直後から、現役引退をほのめかしてはいたのですが決断したんですね。。

長い間お疲れさまでした。。

プロボクシング最終戦績:41戦36勝(16KO)5敗

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