藤中周作VS小原佳太 | ボクシング WBOアジア太平洋タイトルマッチ


藤中周作VS小原佳太 | ボクシング WBOアジア太平洋タイトルマッチ

WBOアジア太平洋ランキング5位。金子ボクシングジム所属、”野獣”藤中周作のタイトルマッチが決定!
12月14日、場所は後楽園ホール! WBOアジア太平洋チャンピオン、小原圭太との対戦!
藤中周作 戦績:25戦16勝(11KO)7敗2分
小原佳太 戦績:21戦18勝(16KO)2敗1分

WBOアジア太平洋ランキング5位、日本ウェルター級2位の藤中周作が再びタイトルを獲得するチャンスをつかみました。

チャンピオンはあの小原佳太。

三迫ジム所属の世界挑戦も経験がある実力者です。

アマチュア時代国体で2度優勝の実績でプロ転向を果たし、プロ入り後もスーパーライト級で日本・東洋のタイトルを獲得し、ウェルター級に転向後もWBOアジアパシフィックのタイトルを獲得ており、現在日本ウェルター級のトップ選手たちは実力が伯仲している感じですが、小原は現在頭一つ抜きんでてる感じです。

WBOアジアパシフィック(太平洋)タイトルについてはこちらをご参照ください。
チャンピオンの種類 | 地域タイトルついて

タイトル・様々なチャンピオン

藤中周作は福岡県のジムで4回戦からスタートして、勝ち負けを繰り返しながらこのタイトルへたどり着きました。

常に光の当たる所を歩み続けてきたチャンピオンに、地方出身の苦労人の挑戦者が挑みます。

小原選手すみません。 小原選手がチャンピオンですけど、僕は藤中選手のファンなので、藤中周作よりの記事となっております ^^)

目次

藤中周作VS小原圭太 | 藤中周作の実績

藤中周作 金子ジムへ移籍して再デビュー | 全KOで全日本新人王を獲得!

藤中周作VSランドルベイリー | 元世界2階級制覇チャンピオンとの熱戦!

藤中周作VS尹 文鉉 | 日本ウェルター級トップボクサー同士の熱戦!

藤中周作VS小原佳太 | 勝敗予想

麻生興一VS細川バレンタイン | 12月14日のセミファイナル

藤中周作VS小原佳太 | 前日計量

麻生興一VS細川バレンタイン | 前日計量

日本スーパーライト級タイトルマッチ 麻生興一VS細川バレンタイン 試合内容

WBO アジアパシフィックウェルター級タイトルマッチ・藤中周作VS小原佳太 試合内容

藤中周作・小原佳太 試合後談

小原佳太と藤中周作戦の感想

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藤中周作VS小原圭太 | 藤中周作の実績

小原圭太の実績はネット上いくらでも拾えますが、おそらく藤中がこれまでどのようなボクシング人生を歩んできたかはなかなか出てこないのではないでしょうか。

藤中のスタイルはファイター型。 器用なボクシングはできませんが、自慢のパワーで圧力をかけてKOを量産します。

試合では見に来てくれたお客さんを常に意識してどの試合もKOでの勝利を狙います。

金子ボクシングジム所属で東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンの大竹秀典の後輩で、大相撲貴乃花部屋に所属していた大和藤中の弟になります。

元々アームレスリングの大会で優勝するほどのフィジカルの強さがあり、新人王戦では予選から全日本の決勝まですべての試合をKOで勝利をおさめました。

藤中周作は東京の金子ジム所属ですが、出身は宮崎県で、プロボクサーになるため単身福岡へ行き、福岡県の久留米櫛間ジムでプロデビューしています。

福岡でのデビュー戦は判定勝ちを飾るものの、そのおよそ1カ月後に行った2戦目では0-1という分の悪い引き分けとなってしまいます。

そこからおよそ5年の空白の時間を迎えます。

持病である目の手術を行い、心機一転で東京の金子ボクシングジムに移籍をします。

ボクシングは地方のジムは不利です。

マッチメイクで不利なだけでなく、藤中のような重量級の選手はスパーリングパートナーにも困るでしょう。

僕も田舎のジムでボクシングジムを始めましたが、フェザー級等中軽量級の選手でもランカークラスになると対等の力の選手がいないので、練習生を沢山集め、交代させながらスパーリングを行います。

当然同じ選手とばかりスパーリングを行う形になると思います。

どのスポーツでも共通することですが、対人競技は沢山の選手と練習することは強くなるうえで必須といえるでしょう。

そういった意味でプロボクサーとして大成するにはやはり都会のジムに所属することは必須となります。

地方にも沢山才能のある選手はいます。

しかし、東京に出て真剣にボクシングをやろうとまで決心できる選手はとても少ないです。自分の居住地や職場等、環境を全て変えるということはとてもエネルギーのいること。

それだけしてもボクシングで成功できる人間は一握りで、その一部の人間に自分がなれるという保証はありません。

藤中はそういったリスクがある中で自分の中の可能性に懸けて上京して、プロボクサーの道を再スタートさせます。

藤中周作 金子ジムへ移籍して再デビュー | 全KOで全日本新人王を獲得!

ここからが藤中の快進撃の始まりです。

2010年5月20日に移籍後初の試合で3ラウンドTKOで勝利を飾ると、2戦目では現日本ウェルター級チャンピオンの有川稔男に1ラウンドKO勝ちします。

次戦であの元世界タイトルを6度も防衛した輪島功一の息子の輪島大千に僅差の判定負けを喫してしまうものの、その後は5連勝(4KO)で全日本ウェルター級新人王を獲得します。

藤中周作 新人王

全日本新人王になると日本ランキングにも自動的に入ることになっており、トップボクサーの仲間入りを果たします。

その後勝ち負けを繰り返しながらもキャリアを積み、ついにタイトル挑戦のチャンスをつかみます。

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藤中周作VSランドルベイリー | 元世界2階級制覇チャンピオンとの熱戦!

藤中周作がベルトをまくチャンスが訪れます。

挑戦するタイトルは日本を飛び越えてWBOアジア太平洋タイトルとなります。

こちらのタイトルは当時日本ボクシングコミッションは非公認の団体でしたのであまり話題には上がりませんでしたが、勝てばWBOアジアパシフィックのチャンピオンとなれます。

この団体は現在主要4団体の一つ、WBOの傘下の団体なので、WBOの世界ランキング入りが保証されています。

しかし対戦するランドールベイリーは超一流の選手です。

これまで数々のタイトルを獲得しております。

・WBO世界スーパーライト級タイトル(防衛2度)

・WBA世界スーパーライト級暫定タイトル(防衛0)

・IBF世界ウェルター級タイトル(防衛0)

・IBA世界スーパーライト級タイトル

・WBCラテンスーパーライト級タイトル

藤中周作VSランドールベイリー

4度も世界のベルトを巻いた強豪です。

当時の戦績は54戦45勝(38KO)8敗1NC。

恐ろしくKO率の高くパンチのある選手です。

相手は間違いなく力のある選手で、しかも試合は国内ではなく海外での挑戦となります。

国外でのタイトル挑戦は日本人にとって鬼門と言われ、ほとんどタイトル奪取に成功した例はありませんが、藤中はチャンスをつかむために韓国でのタイトル挑戦に挑みます。

結果は7ラウンドTKO負け。 しかし決して完敗という内容ではありませんでした。

前半こそ身長とリーチで大きく上回るベイリーにやりにくさを感じている様子がありましたが、徐々に慣れていき、本来の藤中らしい前に出るボクシングが表れはじめます。

4ラウンド以降になるとペースをつかみだし、倒される最後のラウンドはガードを固めて丸くなってるベイリーに右ボディを中心に攻めまくり、KO勝ちすら予感させるような一方的な試合展開となっていました。

一方的に攻めてる藤中のパンチの合間に打ったベイリーのたった一発の左フックがまともに入り藤中は仰向けに倒れ、ダウンをとられます。

なんとか立ち上がり、続行の意思を見せたもののレフェリーがダメージが深いと判断しそこでレフェリーストップのTKO負けとなってしまいます。
直前まで完全にペースを握っていただけに藤中にとっては悔しい試合。

あれはもはやラッキーパンチに近いものがあり、敗れはしたものの藤中がタイトルを奪取する実力があることが証明された試合となったのではないでしょうか。

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藤中周作VS尹 文鉉 | 日本ウェルター級トップボクサー同士の熱戦!

ランドールベイリーとのタイトルマッチ後3連勝(2KO)後、日本ボクシング界のトップボクサーとして長らく君臨している尹 文鉉との一戦を迎えます。

尹 文鉉は高校時代全国選抜で優勝した経験も持ち、その実績を基にプロ転向後も2008年度のスーパーライト級全日本新人王・2012年度最強後楽園ウェルター級優勝と数々のタイトルを獲得した実力者です。

注目の一戦は戦前の予想通り技術のある尹と野生の藤中。

尹がストレート系を放ち藤中は外側からのオーバーハンドの大きなパンチを振い激しい打ち合いを展開します。

序盤は尹が突進してくる藤中をストレート系のパンチで引き離すようなボクシングをしますが、徐々に近い距離での打ち合いが目立つようになってきます。

お互い打っては打たれの激しい攻防の中、偶然のバッティングにより尹が左目を切り、試合続行不可能とみなされ負傷判定となってしまいます。

プロボクシングのルール上、負傷により試合続行不可能ということになると、そのケガの原因が拳の場合は切った方のTKO勝ち、ケガした方のTKO負けとなります。

しかしこれが故意ではない偶然のバッティングによって試合続行不可能と判断された場合はそのラウンドが4ラウンド未満の場合は引き分け。

5ラウンド以降の場合はそこで試合をストップしそれまで採点による判定となります。

試合が止められたのは7ラウンドだったことからそれまでの判定により0-2(1者が引き分け、2者が尹の勝ちを支持)という採点で尹の判定勝ちとなりました。
この試合も負けはしたものの、一人のジャッジが引き分けにつけるほどの接戦。

僅差の判定で敗れました。

その後2017年7月19日に大村朋之との試合を5ラウンドTKOで飾り、今回の小原佳大とのタイトルマッチが決定しました。

藤中周作VS小原佳太 | 勝敗予想

今回藤中が対戦する小原はおそらく現在の日本ウェルター級のボクサーの中でも最強の男でしょう。

世界タイトルこそ獲得しておりませんが、前述のとおり、アマチュア時代は国体を2度優勝という輝かしい戦績をおさめ、試合数では藤中より少ない21戦ですが、すでに日本タイトル・東洋タイトル・そして現在所持しているアジア太平洋にベルトとすでに3本のベルトを獲得しており、すでに世界挑戦まで行っている国内ウェルター級最強の選手です。


こちらは以前小原佳太がスーパーライト級時代に世界挑戦した時の記事です。

小原佳太VSエドゥアルド・トロヤノフスキー | 息をのむ衝撃の結末!

小原 ロシアで世界戦!

藤中周作もランドール・ベイリーという世界2階級制覇の元チャンピオンと試合をした経験はありますが、やはり現役の世界チャンピオンと世界タイトルマッチという大舞台で試合をした経験は大きいと思います。

 

日本人ではじめて、あのボクシング界の英雄であるマニーパッキャオのスパーリングパートナーまで務めた男です。

やはり勝敗予想では小原有利と言わざるをえないでしょう。

しかし、小原佳太の戦績は21戦18勝(16KO)2敗1分。

この2敗はいずれもKOで敗れています。

ボクシングをみているとたまに、「なんでこんなにパンチをもらっているのに倒れないんだ!?」という選手を見かけますが、小原はそういう選手ではないようですね。

藤中はパンチがあり、そして手ごたえを感じるとなりふり構わずKOに結び付けに行く決断力と勢いがある選手です。

順当にいけば小原ですが、もしその手ごたえを感じるほどの一撃をあてることができれば、、そこからKOに結び付け試合を終わらせることも可能かもしれません。

藤中周作がボクシングの世界でチャンピオンになることを夢見て宮崎から出てきて10年以上。
その集大成をこのリングで出し切ることができるのでしょうか!

そして12月14日のセミファイナル。麻生興一VS細川バレンタインについてもご紹介します。

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麻生興一VS細川バレンタイン | 12月14日のセミファイナル

藤中周作と小原佳太の試合と同じ、12月14日の後楽園ホールのセミファイナルは日本スーパーフライ級タイトルマッチが行われます。

日本チャンピオン麻生興一VS細川バレンタイン。

ボクシング 麻生興一VS細川バレンタイン

両者は08年の東日本ライト級新人王戦の決勝で対戦経験があり、そこでは引き分けているという因縁があります。

その時は細川が勝者扱いとなり、全日本新人王決定戦に出場し、08年度の新人王に輝きました。

しかしその後は日本タイトルに2度、東洋タイトルに1度挑戦しましたがいずれも失敗。

麻生も2度のタイトル挑戦に失敗し、ラストチャンスという思いで挑んだ3度目のチャンスでようやくタイトルを獲得しました!

今回の試合は2度目の防衛戦となり、因縁の細川とのリベンジマッチとなります。

実は前回の試合後からプライベートでも飲みに行ったりクラブに行ったりするほど仲が良いという2人。

細川はこの試合のことを

もし事故なく2人ともリングから降りることができたら人として凄い関係性の人間が俺にできる。 そういった意味でも俺は運を持っている。
こんな経験はなかなかできるものではない

と語ります。

でもこれは決してインチキ試合が行われる可能性があるとかそういう意味ではなく、むしろ逆です。

言葉で表現するのは難しいけど、命をかけて必死な思いを共有した人間同士だからわかりあえる感情というものがあります。

だから、人生の中で一番つらいときに一緒に頑張った仲・戦友みたいな関係性は結びつきが強い。

プロボクシングの試合というのは究極の場所ですからね。

でも通常はあまりにも明暗が別れる場所でもあるので、試合後に選手同士が会話をすることはあまりありません。

もし、会話をすることができたならば、、細川が言うように凄い関係性の人間ができるチャンスなのかもしれませんね。。

細川は2度日本タイトルに挑戦し、東洋タイトルにも1度挑戦しいずれも失敗しております。

もしかしたら進退をかけての試合になるかもしれませんね。。

細川にとっても3度目のタイトル挑戦でようやくタイトルを奪取して今回が2度目の防衛戦となります。
絶対に負けられない試合。

僕もこの試合は後楽園ホールに観戦に行く予定なので両者の熱い試合を楽しみにしています。

藤中周作VS小原佳太 | 前日計量

2017年12月13日。藤中周作と小原佳太が前日計量を行いました。

藤中周作 ボクシングWBOアジアパシフィックタイトル挑戦!

チャンピオン小原佳太は66.4kgと200gアンダーで一発パス!
元々1階級下のスーパーライト級で闘っていた選手なので計量はかなり余裕があったようです。

小原自身、 コンディションに問題ない! と語ります。

また、小原は

藤中のフック系のパンチと相打ちに気を付けたい。 焦らず冷静に削っていく。
このアジア太平洋タイトルの防衛戦に勝利し、世界ランキングを手に入れ、再び世界を目指したい。

と語ります。

一方今回タイトル2度目の挑戦となる藤中周作。
1度目の計量は500gオーバーということで会場がざわめきます。

2時間の猶予を与えられての2度目の計量でリミットの66.6kgまで落としきりなんとか計量をパスします。

試合ができないかと思って焦ったと語る藤中は、

僕は自分よりも強い相手ほど力を発揮できるタイプ。
相手は3本のベルトを獲得し世界戦まで経験している選手。 パンチもあり、連打が強い選手なのでそれを避けながら攻撃に持っていきたい。
胸を借りるつもりで面白い試合にしたい。

と12月14日の試合に向けて気合を入れます。

麻生興一VS細川バレンタイン | 前日計量

セミファイナルの日本スーパーライト級タイトルマッチに出場する麻生興一と細川バレンタインも同日計量を行います。

チャンピオンの麻生は200gアンダーの63.3kg。 挑戦者細川は63.2kgと両者一発で計量をパスします。

上記の通りこの2人は新人王戦の時にも対戦をしており、引き分けております。

その後はプライベートでも仲が良いという両者。

計量後細川は

真っ向から打ち合う。 コウイチには逃げていては勝てない

と発言すると麻生は

フィジカルや瞬発力は細川さんが上。 泥臭くても全力でやるだけ

と語り両者ガッチリと握手。

細川は今回3度目の日本タイトル挑戦。
本業との両立も厳しくなり、ラストチャンスと位置付けます。

その大切な試合の対戦相手は麻生。

この運命的なドラマの結末はどのようになるのでしょうか。

 

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日本スーパーライト級タイトルマッチ 麻生興一VS細川バレンタイン 試合内容

10ラウンド・30分間。終始壮絶な殴り合いで会場は大盛り上がりでした。

日本スーパーライト級タイトルマッチ。チャンピオン麻生興一は新人戦時代に引き分けている因縁の相手、細川バレンタインを挑戦者に迎え2度目の防衛戦を向かえました。

試合内容は

1ラウンド、チャンピオン麻生は自分から仕掛けず様子見に回ります。

特に1ラウンド目など、ほとんど手を出さず、細川バレンタインが打ってきたパンチを丁寧にブロックしてはずします。

一方バレンタインはブロックされながらもガードの上から麻生を叩き続けます。

時折見せるオーバーハンド気味のパンチはガードの上からでもダメージがあるのか。。

1ラウンド目の終盤から赤コーナーから大きなコウイチコールが鳴り響きます。

2ラウンド
麻生はこのラウンドからガードを固めながらも前に出るようになります。
麻生が前に出ることで両者の距離が近くなり、繰り返し頭が当たる場面も。。

このラウンドも細川の手数が目立ちます。

3ラウンド目
このラウンド中盤に麻生が目の上を切ります。
かなりの流血。 そしてそれをきっかけに麻生が急に好戦的になります。

この傷は偶然のバッティングによるものだというアナウンスが場内に流れます。

プロボクシングの試合では流血戦になったとき、カットした理由というのはとても大事です。

パンチによって切った場合は切られた方のKO負け・切った方のKO勝ちとなります。

しかし、偶然のバッティング(頭がぶつかった場合)の時は4ラウンドまでにその傷により試合続行不可能となった場合引き分け扱いとなります。

それ以降でしたらそこまでのポイントを集計して判定を出します。

4ラウンド
細川の大きなパンチに対し、麻生はインサイドから真っすぐの細かいパンチを出して応戦します。

麻生も前に出始めたことからお互いの頭が繰り返し当たるようになり、頭を低くしている細川に対しレフェリーは減点とります。

5ラウンド
このラウンドは開始のゴングと同時に両者フルスイング。
じりじりと前に出てプレッシャーをかける麻生。

チャンピオンが前に出てきているのにこたえるように挑戦者も前にでて激しい打撃戦。

6ラウンド
ここで途中採点が発表されます。
ここでは3人のジャッジが三様の採点。 麻生・細川・そして引き分けに1人ずつ。

このラウンドはややおとなしい立ち上がり。
しかし2分を経過しようとしたとき麻生のワンツーが細川に直撃し、それを口火に打撃戦が始まります。

この乱打戦にお互いの応援団も盛り上がり、終了のゴングも聞こえなくなるほどの盛り上がりでした。

7ラウンド
チャンピオンの流血がさらに激しくなります。
しかしチャンピオンはひるむことなく前に出て、その気迫に挑戦者が下がる展開となってきます。

8ラウンド
序盤からお互い近い距離でもみ合うようなシーンが増えます。
スタミナが切れてきたのか。。

接戦ということがわかってことなのか、両者の応援合戦も最高潮となります。

9ラウンド
開始のゴング早々にチャンピオンが右ストレートを顔面にねじこみます。
このラウンドは細川の体力に限界がきているのがわかります。

体力の限界がきており、パンチをもらっていないのに倒れるスリップダウンなどもしてしまいます

しかし、それがわかっていても麻生も攻め切るだけの体力は残っていません。

10ラウンド
開始のゴング直後からお互い頭をつけあいながらの激しい打ち合いとなります。
1分20秒ほど残り時間を残したところで挑戦者の強烈な右がチャンピオンの顔面をとらえます。

それでもひるまず麻生も打ち返します。

ゴングが鳴ると、お互い讃えて抱き合います。
その途中で自身の体重をささえることができなくて倒れこんでしまう細川。

全身全霊を尽くした死闘を繰り広げた両者。

判定はジャッジ3者いずれも1点差で細川が支持されてニューチャンピオン誕生となりました。

インタビューでは

細川バレンタイン

疲れました。 ありがとうございました。

やぱりコウイチは憧れのボクサーです。 本当に怖い相手でした。

しかし、飲みの場ではいつも勝っているので、リングでも負けないぞという気持ちで頑張りました。

ベルトはやはり重いです。 明日から会社に巻いて出勤したいと思います(笑)

応援に来てくれたお客さん・そして支えてくれた関係者の皆さん、ありがとうございました。

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WBO アジアパシフィックウェルター級タイトルマッチ・藤中周作VS小原佳太 試合内容

セミファイナルでホールは沸きあがり、その後この興行のメインイベント。 チャンピオン小原佳太VS挑戦者藤中周作が行われました。
小原佳太にとって8月に獲得したタイトルの初防衛戦となります。

応援団の応援に包まれ笑顔で入場する両者。

リングアナウンサーのコールを受けた後、第1ラウンドのゴングが鳴ります。

1ラウンド
お互い様子見のラウンド。 遠い距離からジャブを突く小原に対し、藤中は右のボディを起点に中に入ろうと試みます。

繰り返し繰り返し右のボディから入ろうとする藤中。 それでもカウンターをとられないのは何らかのフェイントなどをかけているのでしょうか。。

その右のボディで中に入り、その後の大きなパンチが小原の顔面をとらえる場面も。。

厳しい試合になると思っていたのですが、、出だしは好調です。

2ラウンド
小原と藤中では明らかに身長・リーチに違いがあり、小刻みにステップを踏みフェイントをかける小原。
藤中はなかなか自分の距離に踏み込めずに藤中の大きなパンチの空振りが目立ちます。

しかし、小原も空振りはさせるが、それを攻撃に結び付けることはできません。

3ラウンド
様子見が終わったのか、小原が遠い距離からジャブを使い攻撃に転じます。

手を出していない時も早いステップと上半身の動きでフェイントをかけ、藤中は入りにくそう。

4ラウンド
藤中はここから圧力を強めます。
右のボディが当たる音が会場に響き渡ります。

また右のショートが小原の顔面を捉え勢い付き、さらに右のボディは当たるがその後が続かず後半は逆に小原に圧力をかけられ下がる展開。

小原は自分の距離でのジャブを有効につきダメージを与えます。

5ラウンド
ラウンド開始後小原が右で藤中の顔面を捉え、さらに続く右で藤中からダウンを奪います。

その後の詰めはさすがでした。

ここからは完全に小原の独り舞台となります。

さらにペースアップをし、藤中を一方的に攻め立て、右を打ち込んだところで藤中の陣営からタオルが投げ込まれ試合は終了。

試合の終了タイムは5ラウンド2分19秒でした。

小原佳太 勝利者インタビュー

序盤は様子見をしようと決めていました。

もう一度世界に挑戦したい。

軽量級とは違い、スーパーライトやウェルター級ではなかなかそのチャンスがまわってこない。

なので世界ランカーやタイトル保持者にしっかり勝って世界をアピールします。

藤中周作・小原佳太 試合後談

5ラウンドTKO負け。。
完敗を喫した藤中は試合後、小原戦を振り返り

立ち上がりは悪くなかった。
ボディを叩きスタミナを奪い後半勝負をかけようと思っていた。

背が高く、高いところからのアッパーがあれほどみえづらいものとは思わなかった

と語り、肩を落とします。

また、小原は

雑な倒し方・倒し方がまだまだと反省。

しかし、小原の所属ジムの三迫会長は

 

国内の強さは証明できた。来年にはもう一度世界のチャンスを作りたい。

と世界再挑戦を見据えてやっていくことを話します。

ターゲットはWBOウェルター級チャンピオンのジェフ・ホーン。

あのフィリピンの英雄・マニーパッキャオを破ってチャンピオンになったオーストラリアの強豪です。

小原佳太と藤中周作戦の感想

藤中にパンチを効かせてからの小原の攻めは圧巻でした。

この試合で小原佳太の戦績は22戦19勝(17KO)2敗1分。

19勝17KOという90%近いKO率はあの勝負所への嗅覚からくるものだと感じました。

相手がダメージを受けたと確信したからといって攻め込むというのは簡単なことではありません。

もしそれを見誤っていて、攻め込んでスタミナを切らしてしまうかもしれない。
逆にカウンターをもらい、窮地に立たされるかもしれない。。

そういったリスクを伴います。

そういったリスクも承知の上で倒しに行ける。 そして倒しきれるのが小原の強さなのかもしれませんね。。

藤中にとってはようやく回ってきたチャンスだっただけに今回の敗戦はつらいでしょう。

この試合で藤中周作の戦績は26戦16勝(11KO)8敗2分。。

よくボクサーって戦績を聞かれます。

その人の実力がどれほどのものだったのか、一番計りやすいのがこの戦績だからだと思います。

でもボクシングをやってる人間は、、この戦績にはさほど意味がないことも知っています。

弱い選手や勝てる外国人を呼んで作り上げた無敗の戦績なんか一切意味はありませんからね。

8敗2分。。。 凄いですね。

つまりこれまで9回も挫折を乗り越えてきた証拠です。

一生懸命頑張って、必死に必死に努力して、それでも結果が伴なわないというのは本当に辛い事。。

それでも負けずにこれまで9回も立ち上がってきたんです。

全勝の選手がボクシングを続けるのは簡単なことです。

勝てば周りが喜んでくれて、自分も嬉しい。 もっと楽しい思いをしたくて続けるんです。

本当に凄いのは負けてもその挫折を乗り越えて続けること。。

今後の活躍に期待したいと思います。

 

 

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