ボクシング 比嘉大吾VSモイセス・フェンテス | 連続KO記録への挑戦!
デビュー以来14戦全勝全KOという現在14連続KO中の比嘉大吾。
日本の連続KO記録は32年前、1985年に浜田剛史により作られた15連続KO!
2018年2月4日。世界タイトルの防衛戦という最高の舞台で元2階級制覇チャンピオンを相手に偉大な記録に挑戦します。
比嘉大吾 戦績:14戦14勝(14KO)
モイセス・フェンテス 戦績:28戦24勝(13KO)3敗1分
比嘉大吾の2度目の防衛戦が決まりました。
次戦は比嘉大吾の故郷・沖縄での凱旋試合となります。
挑戦者はWBC世界フライ級10位のモイセス・フェンテス。
この選手はミニマム・ライトフライ級の世界2階級制覇を成し遂げたチャンピオンで、昨年の年末・大晦日に田中恒成と空位のWBOライトフライ級タイトルを争っています。
結果は田中に5ラウンドKO負けでタイトルの獲得に失敗しています。
昨年の大晦日、田中恒成VSモイセス・フェンテス戦です。
昨年の田中との試合は田中がフェンテスを終始圧倒して、何もできないまま試合が終わった感がありました。
KOタイムは5ラウンド1分52秒。
圧勝でした。
田中恒成は強いチャンピオンです。
わずか5戦という世界タイトル最短奪取記録を持ち、8戦目には世界タイトルを2階級制覇まで成し遂げました。
これはウクライナのワシル・ロマンチェコという選手の7戦目に次いで歴代世界記録2位タイ(井上尚弥も8戦目)の大記録です。
しかし、、攻撃力・そして一発のパンチ力・そしてKOへのこだわりは比嘉大吾が田中を上回るでしょう。
つまり比嘉は十分にこのモイセス・フェンテスを倒すだけのパンチは持っています。
比嘉大吾がKOで防衛を果たすためにはこのフェンテスにパンチを当てるだけのテクニック。
これがあるかどうかということになるでしょう。
どんなにパンチがあっても当たらなければ意味がないですからね。。
フェンテスフライ級という階級でありながら身長は169cmもあります。
前回のトマ・マソンと同様背が高く、リーチの長い相手です。
その長いリーチを使って比嘉の射程距離外から放ってくるパンチをいかにかいくぐって自分のパンチを叩き込むかがポイントになってくるでしょう。
37年ぶりのKO記録更新はなるのか!
モイセス・フェンテスからのメッセージ
2月4日に比嘉大吾の2度目の防衛戦の挑戦者、モイセス・フェンテスは試合30日前予備計量を行います。
この30日前計量とはその階級(フライ級)のリミットを試合の30日前に超過分を10%以内に抑える必要があるのですが、挑戦者は問題なくクリア。
そしてフェンテスは
比嘉の連続KO記録の事は知っているし、とてもハードパンチャーだということも知っている。
しかしボクシングに絶対はない。
このままのペースでトレーニングをこなし、ベストコンディションでリングに上がる!
とコメントを残します。
フェンテスはWBOミニマム級・WBO暫定ライトフライ級のタイトルを掴んだ実力者。
しかし決して打たれ強い選手というイメージはありません。
ライトフライ級時代、ドニー・ニエテスに9ラウンドKO敗けを喫し、田中にも5ラウンドTKO負けをしています。
比嘉のハードパンチを前に12ラウンド立っていられるような気はしないですね。。
今回は最高のコンディションを作り上げ、比嘉大吾を攻略して3階級制覇を成し遂げることができるのでしょうか。
この試合に関して新しい情報が入りましたら追記していきます。
比嘉VSフエンテス 試合内容
1ラウンド
開始直後、いきなりフエンテスの右をもらいます。
少し比嘉に力みが見えます。
フエンテスはミニマム級から上がってきた選手ですがパンチに力があります。
1ラウンドも1分40秒が過ぎるころ比嘉が右をクリーンヒットさせるとフエンテスの体がずれる。
明らかにダメージを受けた様子。
その後比嘉は攻勢かけ、左ボディ・右アッパー・そして右のボディストレートを放ったパンチがボディにクリーンヒットするとフエンテスは膝をつきダウンを奪います。
フエンテスはカウント6で立ち上がりますが、ダメージが深い。
試合の続行を促しますがレフェリーはそこで試合を止め、比嘉のTKO勝ちとなりました。
歴史的な15連続KO勝利はなんと1ラウンドで試合を終わらせました。
インタビュー
みなさん高いお金を払ったのに1ラウンドで終わってすみませんでした。
やっぱり地元で試合ができるのがうれしいです。
(1ラウンドで決着をつけた手ごたえは
VTRを見ないと何が当たったかわかりません。
倒すと言って倒すところが自分でかっこいいと思います。
持ってる男だと思います。
立ち上がりに一発もらいましたけど、倒れるパンチではないです。僕は小さいころからお父さんに愛情のある拳をもらってきたので打たれ強いです。お父さんありがとう
プレッシャーもあったけどそれを抱えて戦うのがプロボクサーです。
15連続KOに並んだことに関しては
偉大な沖縄の先輩チャンピオンの浜田剛史さんに並んだのは光栄です。
具志堅用高
大吾はよくやってくれました。
最高のコンディションでリングに上がることができました。
またすぐに次の試合を組みます
比嘉
僕のボクシングはKOが華。 KOがなかったら普通の世界チャンピオンになってしまう。
これからもKOを狙い、特別な世界チャンピオンを担っていきます。
試合後村田諒太選手も言っていましたが、比嘉の記録の凄いところは世界タイトルを絡めてのKO記録ということ。
弱い相手を選んで作られたKO記録ではなく、世界チャンピオン・世界ランカーを絡めてのKO記録ということです。
素晴らしい偉大なチャンピオンが日本に誕生したと思います。
今日、浜田剛史氏が1985年に作った偉大な記録に並びました。
次戦でこの記録を破り、そしてその記録を更新し続けていってほしいと思います。
比嘉選手、おめでとうございます!
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