ボクシング速報! 京口 紘人vsビンス・パラス | KO必至の強打者対決!
2018年5月20日に行われるIBFミニマム級チャンピオン、京口 紘人の2度目の防衛戦‼
挑戦者は同級10位のビンス・パラス。
テレビ情報:当日関東ローカルでPM2時から放送予定。
京口 紘人 戦績:9戦9勝(7KO)
ビンス・パラス 戦績:13戦13勝(11KO)
2018年5月20日、同門の先輩である田口良一のWBA・IBFの統一王座防衛戦と同日に京口 紘人は保持するIBF世界ミニマム級の2度目の防衛戦を行います。
プロボクシング17階級のうち最軽量となるミニマム級という階級ではあるものの。両者共にKO率が高く、KO必至となる一戦。
また、京口が24歳。そして挑戦者ビンス・パラスは弱冠19歳という若い両者。そしてプロ転向後全勝で、これからが期待できる選手同士。
試合の見どころをご紹介します。
挑戦者 ビンス・パラスについて
フィリピンの19歳の若きホープ、ビンス・パラス。
戦績は13戦全勝(11KO)とほぼパーフェクト・レコードを誇り、わずか13戦のキャリアの中でも2017年6月にはWBOアジア太平洋ユースタイトルを獲得という実績も積んでおります。
あのフィリピンの英雄マニーパッキャオに病気の父の費用を援助されたことからボクシングをはじめたという異色のキャリアを誇る若者は、強打の全勝のチャンピオン・京口の脅威となるのでしょうか。
ボクシングスタイルはほぼ似通っているといっていいでしょう。
ガードを固めて前進し、自慢の強打で圧力をかけてペースを握り、左右のフック・アッパーなどを中心に攻め立てKOに結び付けるパワーパンチャーです。
京口はスタイルが似ているということもあり、どちらが優れているか単純な力比べになりそうですね。
調印式・前日軽量
調印式でのグローブチェックでは世界初挑戦の時から使っているオレンジカラ-の日本製8オンスグローブを選択。
パラスには同商品のブルーカラーのものが用意されます。
質疑応答で京口は
迫力のある試合をする。
前回を超えるKOを意識する
とこの試合に対する意気込みを語ります。
また、挑戦者のビンス・パラスは
この試合は私にとって大きなチャンスである。
また、初の海外の試合となるが、このチャンスをしっかりものにしてタイトルを母国に持ち帰ります。
と語ります。
会見後は京口・パラス両者とも計量は1発クリア。
今回の試合は同日試合をするワタナベジムの先輩、田口の試合の状況でテレビ中継が大幅にカットされる可能性が秘めていますが、KO必至の強打者対決‼ 楽しみな一戦です。
京口紘人vsビンス・パラス 結果速報!
9勝7KOと軽量級離れした強打・京口の2度目の防衛戦。
序盤から京口はアマチュア上がりのテクニックをいかし多彩な左で試合をコントロールしようとします。
しかし挑戦者のビンス・パラスはガードを高く上げジリジリと距離をつめ自慢の強打をねじこむチャンスを待ちます。
3ラウンドには京口が右のパンチを振った所にパラスの左を受けダウンを奪われるシーンも見られます。
パラスはKO率が高い選手でダメージも心配されましたが、京口はこのダウンの影響を感じさせず、再びジャブで試合を立て直します。
5ラウンド目にリング中央でボディの激しい打ち合いが展開され、両者の頭が接近したところにぶつかり合い、偶然のバッティングでパラスが目の上をカットします。
後半はジャブが当たりペースを握るかと思われましたが、パラスも打ち終わりを狙いパンチを振り、なかなかペースをつかませません。
しかし10ラウンドには積み重ねのダメージでパラスの動きが鈍り始め、京口がラッシュをかける場面もありました。
最終ラウンドまで両者強打を振るい死闘を尽くしましたが倒しきることはできず、判定で京口が2度目の防衛に成功しました。
京口紘人 試合後のコメント
3ラウンドのダウンはコメカミにもらい効いてしまった。
このダウンはプロに限らずアマチュア時代も通じて初めてのダウン。
ダウンをした時も意識はハッキリしていました。
減量の影響もあり、足がつりそうな場面もあった。
ポイントでは勝っていたと思っていました。
体も大きくなっているのでミニマム級でやるのは2・3戦だと思う。
その中でも王座統一戦を行えば注目してもらえるので是非統一戦をやっていきたいです。
挑戦者、ビンス・パラスのコメント
判定には不満はありません。
強いチャンピオンからダウンを奪えたことは幸運でした。
京口の左のボディは効きました。
今回世界タイトルマッチという大舞台でチャンピオンと試合ができたことに感謝しています。
この記事へのコメントはありません。